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結論、Webデザイナーは楽しくて「やりがい」のある仕事です。私はWeb制作会社→フリーランスのキャリアを歩んでいますが、どちらにも魅力があって本当になってよかったと感じています。
とはいえ未経験の方にとって、内情を知らずにWebデザイナーを目指すのは怖いもの。「本当に楽しいの?」「具体的なやりがいは?」といった悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、現役の私が『Webデザイナーのやりがい』について詳しく解説します。体験談ベースで楽しいことなどをまとめたので、最後まで読めばWebデザイナーの魅力がわかりますよ。
【前提】Webデザイナーってどんな仕事?
Webデザイナーは、簡単にいうと「Webサイトを考えて・作って・動かす仕事」です。
具体的な業務フローを4STEPでまとめてみました。
要望をヒアリングする
ターゲット層や目的、完成イメージを聞いて企画書に落としこむ。
ワイヤーフレームを作成する
Webサイトの骨組み(構成・各要素の配置・レイアウトなど)を作る。
Webサイトデザインを作成する
ワイヤフレームに従ってWebサイトデザイン(配色・装飾など)を作る。
使用ツール:Photoshop・Illustrator・Adobe XD
コーディングしてサイトを動かす
プログラミングをして、Webサイトをブラウザ上で閲覧できるようにする。
使用言語:HTML/CSS、JavaScript
各種ツールやプログラミング言語を用いて、Webサイトを完成させるイメージです!
ポイントは、単におしゃれなWebサイトを制作するわけではないということ。クライアントが求めるのは「成果が出るWebサイト」なので、マーケティング視点もなくてはなりません。
他職種と連携する機会もあるなど、シンプルかと思いきや奥深い仕事といえるでしょう。
Webデザイナーは楽しい!私が感じたやりがい7つ
それでは、私が感じたWebデザイナーのやりがいを見ていきましょう。
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Webデザイナーを目指している方に、少しでも魅力が伝われば幸いです。
①自分の創造性を活かせる
Webデザイナーは、自分の創造性をフル活用できる職業です。
理由は、自身のクリエイティブ精神をWebサイトやバナー・ロゴなどに存分に落とし込めるから。「何かを生み出したい願望」のある方にとっては、まさに『やりがいの塊』のような仕事内容となります。
仕事はクライアントあってこそなので、すべての場面で創造性を活かせるわけではありません。自分とクライアントの意向が食い違ったときは、自分の作りたいデザインを作れない場面もあるでしょう。
一方で、中には右も左もわからずに「いい感じでよろしく!」と丸投げしてくれるクライアントもいます。自分のクリエイティブ精神を汲んでくれやすく、本当に仕事をするのが楽しいですよ。
丸投げされるのは大変ですが、制作物が完成したときのやりがいも倍増です。
②制作物が「カタチ」に残る
Webデザイナーは、Webサイトやロゴ・バナーなど「カタチ」に残るものを作る仕事です。
世の中の仕事のほとんどは、何年もカタチには残らないもの。たとえば営業職の努力は「数値」として会社に保管されることはありますが、それを誰かに見せたり数年後に振り返ることはありません。
その点、Webデザイナーの制作物は残り続けるため、好きなときに振り返ることが可能です。「10年前にこんなWebサイトを作った」と、家族や友人に誇りをもって伝えることもできるでしょう。
ひとつひとつの仕事が人生に刻まれる「思い出」になるのは、Webデザイナーならではの魅力です。
作品は自分の子供のようなもので、私は手がけた作品をすべて覚えています。
③クライアントから感謝される
Webデザイナーは、クライアントから感謝されることの多い職業です。
仕事は要望をヒアリングしながら進むため、必然的に深くクライアントと関わり合います。そのぶんデザインが完成したときの感動も大きく、納品時に「ありがとう!」と言われることがほとんどです。
制作物が売上に貢献すると、熱く感謝の気持ちを伝えられることもあります。
クライアントがいる仕事は、「納期を守るのが大変」「嫌な依頼者がいたら最悪」などマイナスな印象をもたれがち。間違いない側面もありますが、それ以上のやりがいがあると私は感じています。
④働き方&キャリアを選びやすい
Webデザイナーは、働き方&キャリアの選びやすい職業です。
働き方については、会社員・副業・フリーランスなどを自由に選択可能。リモートワークのみの会社員、世界旅行をしながら働くフリーランスなど、理想とする「人生」を実現しやすい傾向があります。
またWebデザイナーは、将来のキャリアも選びやすいです。UI /UXデザイナーやWebディレクターなど幅広いキャリアパスを描けるため、自分のライフステージにぴったりの仕事ができるでしょう。
本当にやりたいことができると、人生がトータルで楽しくなりますよ。
⑤多様な価値観が認められやすい
業界の特性上、Webデザイナーの職場環境は多様な価値観を認められやすいです。
デザイン大学などに通った方ならわかるかもですが、Webデザイナーは本当に変わりものだらけ。趣味やファッションなど、それぞれに一般大学ではあまり見られない「自分だけの世界」があります。
そんな人ばかりの環境なので、Webデザイナーのほとんどは他人の価値観を否定しません。「それぞれ違った世界があるよね」と受けいれてもらえるため、変わりものと呼ばれる人でも過ごしやすいです。
価値観を認めてくれる人々に囲まれると、職場に行くのが楽しくなりますよね。
⑥さまざまな職種と関わりをもてる
Webデザイナーは、さまざまな職種と関わりをもてる仕事です。
2024年11月現在、インターネットと関わらない業界はほとんどありません。つまりWebデザイナーには、食品・農林・建設・化粧品・自動車・スポーツ…と業界問わずにクライアントがいるわけです。
先述のとおり、Webデザイナーの仕事には「要望のヒアリング」も含まれます。必然的にクライアントの業界に関する話を聞けたりするので、知らない世界を知れる楽しさを感じられるでしょう。
知見を深めて、たとえば「大手メーカーのWebデザイン部署」に転職する方もいます。
⑦成果が継続依頼や単価アップになる
おもに副業・フリーランスのWebデザイナーは、成果が継続依頼や単価アップに直結します。
中には「Webサイト制作は1回きりでしょ?」と感じる方もいるかもしれません。たしかに、ほとんどのクライアントは単発仕事で終わりですが、一方で継続的に契約を結べる相手もいます。
それはWeb制作会社など、Webデザインをなりわいとする企業です。Webデザイナーは業界全体で不足しているため、クラウドワークスなどを見ると常にWeb制作会社の募集案件があります。
そして彼らは「優秀なWebデザイナーは絶対に逃したくない」と考えています。つまり一定の成果を出せば、継続依頼をもらえるのはもちろん、単価アップの交渉もしやすくなるでしょう。
収入が安定するのも大きな魅力です!
Webデザイナーの「楽しい」「やりがいがある」の声
私の他にも、Webデザイナーが「楽しい」「やりがいがある」と話している方はたくさんいます。
参考までに、SNSで現役Webデザイナーのリアルな声を集めてみました。
何のためにWebデザイナーになるのか。これは人それぞれだと思います。凄くキラキラしている職業にも見えますよね。ただ実際に仕事は泥臭い部分が多かったり、なるまでにも努力が必要だったりもします。ただ、まだまだ需要もありやりがいもある。場所も時間も自由のある最高の仕事だと思います!
— ほのか|Webデザイナー (@honoka_design12) May 4, 2022
塾のホームページ作った評価😭❤️
— はっぴ|家専門LPデザイナー (@happiwebdesign) September 16, 2022
嬉しすぎる、、
Webデザイナーは感謝してもらえるやりがいのあるお仕事だ😭💪
もっともっと、頑張るぞ!! pic.twitter.com/bBPwLKzdqL
このあいだ『図解を差し込んだ記事の閲覧数が上がり検索順位も上がった』と言っていただきました。🥺
— ちひろ|SHElikes (@She_likes_chi) July 19, 2021
このお言葉を聞いた時に本当に嬉しくて、webデザイナーとして初めてやりがいを感じてしみじみ…。
このやりがいを、もっともっと大きくしたい✊🏻✨#シーライクス
おはようございます!私が「Webデザイナー」を選んだのは「デザイナーってなんかかっこいいやん」というとてもとても単純な話😂しかし蓋を開けるとすごく地味。だけど奥深い。0から生み出す作業は楽しいし、ものすごくやりがいを感じる。私はこの仕事に出会えて心底良かったと思ってます!今日もよろ❤️
— やん | 4児ママLPデザイナー (@yan_fordesign) October 26, 2022
今日は実際にコンペのデザイン制作!
— まろ|webデザイナー🌸 (@aonisomete0730) February 17, 2023
他の方のデザインを見てまだまだなデザインだけど、最後まで作りこみます!
クライアントさんの意図を汲むのって簡単なことでは無いと痛感…笑
でも、楽しい!
#Web制作
#駆け出しwebデザイナーと繋がりたい
特にクライアントに感謝されたり、信頼関係を築けることをやりがいにしている方は多かったです。
私自身、前職のコールセンターでは罵倒されることはあれど感謝されることはほとんどありませんでした。そのため感謝の気持ちを伝えられるWebデザイナーの仕事は、本当に楽しく続けられています!
やりがいだけじゃない…Webデザイナーの厳しさは?
魅力ばかり伝えるのもフェアじゃないので、Webデザイナーならではの「厳しさ」も紹介します。
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良いところ・悪いところを天秤にかけて、本当にWebデザイナーを目指すか検討してみてください。
①残業が多い会社もある
Webデザイン系の会社の中には、他職種と比べて残業が多いところもあります。
私の職場は、残業時間が平均40〜50時間(月)くらいでした。厚生労働省の調査によると正社員の残業時間は平均14時間なので、一般的にWebデザイナーの労働時間は長いといえるでしょう。
最大の理由は、Webデザイナーの仕事がクライアントありきだからです。感謝の気持ちを伝えてもらえるのは魅力ですが、納期までに仕上げるために残業しなくてはならないケースがあります。
フリーランスになれば、残業から解放されて自分の労働量を決めることが可能です。
とはいえ仕事を取りすぎると、対処しきれず「案件地獄」に苦しむかもしれません。
Webデザイナーの残業時間について、さらに詳しくは下記記事をご覧ください。
【激務】Webデザイナーは残業が多い?現役プロが実態を暴露します!
②経験が浅いと給料が安め
Webデザイナーは、経験年数が浅いと給料が安くなりがちです。
求人ボックスの調査によると、Webデザイナーの平均年収は458万円となっています。対して国税庁・厚生労働省の調査では日本人の平均年収は約400万円と、Webデザイナーが約50万円上回る結果です。
しかし、これはあくまで平均年収。経験年数を10年、20年と重ねてこそ叶う収入です。
参考までに、Webデザイン歴1年の私の初年度は「年収350万円」でした。20代未経験と考えれば妥当かもしれませんが、「若いうちからガツガツ稼ぎたい」という方には向いていないでしょう。
独立してからは、年収500〜1,000万円と大幅に伸ばせました。
しかし会社員を続けるなら、根気強く昇給を待つしかありません。
③クライアントに振り回される
Webデザインの仕事内容は、クライアントの一声に振り回されがちです。
日本企業は「お客様は神様」のマインドが強く、たとえ理不尽な依頼でも必死に対応しようとします。当然、割りを食うのは現場のWebデザイナーで、労働時間・量が増えるケースも珍しくありません。
クライアントと関係を築けるのは、Webデザイナーの「やりがい」と「厳しさ」の両端を担っています。
以上、Webデザイナーの仕事の厳しさでした!
Webデザイナーの厳しさについて、さらに詳しくは下記記事をご覧ください。
【病む】Webデザイナーはきつい仕事です【私が後悔したことTOP5】
Webデザイナーに向き不向きはある?どう捉える?
Webデザイナーに向き不向きはありますが、最終的にはやらないとわからないです。
私自身、元々は明らかに「向いていない人」でした。しかし、お試し感覚でチャレンジしたところ、思ったよりも楽しくて少しずつ「向いている人」に変われた背景があります。
いまでは、本当にやりがいのある最高に魅力的な仕事だと思っています。
なので、最初は向き不向きなんて気にせずに、とりあえず挑戦してみるのがおすすめです。最終的に「自分には合わないかも」と感じても、その過程で身につけたスキルや経験は無駄になりません。
参考までに、私自身や周りのWebデザイナーから感じた向き不向きをまとめておきます。
Webデザイナーの向き不向きについて、さらに詳しくは下記記事をご覧ください。
こんな人はやめとけ!Webデザイナーに向いていない人の特徴7選!
Webデザイナーを目指すならスクールがおすすめ!
「Webデザイナーを目指そうかな!」という方は、Webデザインスクールを受講するのがおすすめ。
スクールでは、現役Webデザイナーの講師から実践的なノウハウを指導してもらえます。卒業後は転職・副業/フリーランスサポートを受けられるなど、スキル習得〜キャリア形成まで完結できる環境です。
たしかにコストはかかりますが、最近では分割払いで受講できるスクールも増えています。転職後や案件を獲得して稼げる金額を考えれば、長期的には「価値ある投資」といえるでしょう。
私自身も、ヒューマンアカデミーからWebデザイナーとして転職しました!
2024年11月時点で実績豊富なのは下記の3校。無料説明会はタダなので、気軽に話してみてください。
受講生から好評のWebデザインスクール3選
- デジタルハリウッドSTUDIO by LIG
※有名なWeb制作会社「LIG」のノウハウを学べる! - ヒューマンアカデミー
※就職成功率90.6%!充実した転職サポートが魅力! - TechAcademy(テックアカデミー)
※専属メンターと週2回面談!無制限の課題添削あり!
各校の特徴や口コミ・評判、他のおすすめスクールは下記記事で紹介しています。
まとめ:Webデザイナーの魅力は「楽しいこと」です
今回は、現役の私が感じた『Webデザイナーのやりがい』を紹介しました。
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結局、Webデザイナーの最大の魅力は「楽しいこと」だと私は考えています。
自分の創造性を「カタチ」にできて、結果的にクライアントに感謝される。働き方・キャリアなども自由に選べる。うさんくさいですが、私はWebデザイナーになって本当に人生が楽しくなりました。
始めるだけなら損はないので、悩んでいる方はとりあえずチャレンジしてみてくださいね。
Webデザイナーの始め方について、詳しくは下記のキャリア別記事をご覧ください。
Webデザイナーになるには?未経験から転職する5つの方法【難易度別】
【完全版】Webデザイナーの副業の始め方【初心者向けロードマップ】
フリーランスWebデザイナーの厳しい現実は?失敗しない独立方法やコツも解説!