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最近、未経験からWebデザイナーを目指す方が増えています。しかし専門職のイメージがあるせいか、「未経験からなれるの?」「具体的な転職方法は?」といった悩みを抱えている方も多いはず。
結論からいうと、未経験からWebデザイナーになることは十分に可能です。
PC初心者の私でも、完全未経験から制作会社のWebデザイナーになれました!
今回は、私自身の体験談をベースに『Webデザイナーになるには?』の疑問を解消します。具体的な転職方法5つをわかりやすくまとめたので、最後まで読めば今日からWebデザイナーを目指せますよ。
かなりの長文記事なので、結論だけ知りたい方は「未経験からWebデザイナーに転職する方法5つ」に記事内ジャンプしてください。
※本記事は、Webデザイナーとして「転職したい方」に焦点を絞っています。未経験から「副業をしたい方」や「フリーランス独立をしたい方」は関連記事に移動しましょう。
Webデザイナー転職の前提知識
最初に、Webデザイナー転職の前提知識を紹介します。
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すでにご存知の方は、次の「Webデザイナーが転職できる会社」まで読み飛ばしてください。
①Webデザイナーの仕事内容
Webデザイナーの仕事内容は、簡単にいうと「Webサイトを考えて・作って・動かすこと」です。
具体的な業務フローをまとめてみました。
要望をヒアリングする
ターゲット層や目的、完成イメージを聞いて企画書に落としこむ。
ワイヤーフレームを作成する
Webサイトの骨組み(構成・各要素の配置・レイアウトなど)を作る。
Webサイトデザインを作成する
ワイヤフレームに従ってWebサイトデザイン(配色・装飾など)を作る。
使用ツール:Photoshop・Illustrator・Adobe XD
コーディングしてサイトを動かす
プログラミングをして、Webサイトをブラウザ上で閲覧できるようにする。
使用言語:HTML/CSS、JavaScript
さまざまなツールやプログラミング言語を用いて、Webサイトを完成させる仕事です!
②Webデザイナーの平均年収
求人ボックスの調査によると、Webデザイナー(会社員)の平均年収は458万円です。
Webデザイナーの仕事の平均年収は約450万円。日本の平均年収と比較すると高い傾向にあります。
引用元:求人ボックス
月給で換算すると38万円、初任給は21万円程度が相場のようで、派遣社員やアルバイト・パートでは平均時給がそれぞれ1,794円、1,066円となっています。
国税庁・厚生労働省の公表データによると、日本人の平均年収は約400万円になります。つまりWebデザイナーは、一般的な職業と比べると「やや高収入な仕事」といえるでしょう。
とはいえ上記はあくまで平均年収であって、自身のスキル・経験年数に比例して年収は高まるもの。社内で昇進したりフリーランス独立するなら、年収は500万円を超えることもザラです。
純粋なスキル・経験が、そのまま収入につながりやすい仕事です!
③Webデザイナーの将来性
個人的な意見ですが、Webデザイナーは「将来性のある仕事」だと思っています。
最大の理由は、Webデザイナーの需要が伸び続けているから。経済産業省の「電子商取引に関する市場調査」によると、インターネット取引の市場規模は10年も経たずに”約2倍”に増加しました。
インターネット取引の市場規模
インターネット取引額が伸びると、商品・サービスを販売するための「Webサイト」の需要が急増します。結果的にWebデザイナーの仕事が増えるため、将来的にもなくなることはないでしょう。
「AIに置き換わる」と言われますが、淘汰されるのはスキルのない人だけ。
本当にユーザーに刺さるデザインは、人の手でないとなかなか難しいかなと。
Webデザイナーが転職できる会社3つ
続いて、Webデザイナーの転職先として代表的な会社を3つ紹介します。
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すでに希望会社のある方は、次の「未経験からWebデザイナーに転職する方法」に進みましょう。
①Web制作会社
Web制作会社とは、その名のとおり「Web制作に特化した会社」のこと。
幅広い案件を受けるのが特徴で、美容・金融・不動産などさまざまな業界に関われます。Webサイトはターゲットに合わせて制作しなければならないため、自然と対応できる業務範囲を広げられるでしょう。
またWeb制作会社では、要望のヒアリング〜Webサイトのコーディングまで「Webサイト制作の業務全般」を担当できます。Webデザイナーが成長しやすい環境で、未経験者から人気を集める会社です。
②広告代理店
広告代理店とは、その名のとおり「広告運用を代行する会社」のこと。
Web制作会社と同様に、幅広いクライアントに関われるのが大きな魅力。受注案件はWebサイト制作だけでなく、CM・雑誌・パンフレット・名刺などさまざまなデザイン制作を担当できます。
広告代理店のWebデザイナーは、マーケティング業界の最新動向を知れるのもポイントです。広い裁量をもって仕事をできるため、やりがいを感じている方が多いのも特徴となります。
サイバーエージェントや東急エージェンシーが有名です!
③事業会社
事業会社とは、簡単にいうと自社の商品・サービスを提供する会社のこと。
事業会社のWebデザイナーは、社内部署のメンバーのひとりとして活動します。Webサイト制作の一連のフローを体験できるのと同時に、制作後の「Webサイト運用」まで取り組めるのが特徴です。
自社のデザインのみを担当するため、たくさんの制作経験を積むことはできません。とはいえ事業会社はWebデザイン業界の会社ではなく、選び方しだいで高収入を目指せるのは大きな魅力でしょう。
楽天の求人を調べてみたところ、年収500〜1,000万円の募集も見られましたね。
未経験からWebデザイナー転職しやすい会社は?
Webデザイナー転職のしやすさで選ぶなら、圧倒的に「Web制作会社」がおすすめ。
Web制作会社が求めているのは、高品質なWebサイトを制作できる人材です。つまり必要なデザインツールの使用力やコーディング力を磨けば、未経験からでも十分に転職成功を目指せるでしょう。
「広告代理店」と「事業会社」は、残念ながら未経験からの転職難易度は高めです。
広告代理店は、マーケティング知識がないと採用されるのが困難。事業会社はWebデザイン業務をすべて任せられる人材を求めているため、経験年数5年〜など採用基準が高いことがほとんどです。
Web制作会社で経験を積んで、その後のキャリアアップ先として検討しましょう。
【難易度別】未経験からWebデザイナー転職する方法5つ
それでは、未経験からWebデザイナーに転職する方法を難易度別に見ていきましょう。
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転職方法 | 難易度 | 費用 | 期間 |
---|---|---|---|
いきなり転職エージェント に登録する | 0円 | 3〜4ヶ月 | |
Webデザインスクール を受講する | 10〜50万円 | 3〜4ヶ月 | |
副業案件で実績をつくる | 1〜2万円 | 半年〜1年 | |
社内の関連部署に異動する | ? | 0円 | ? |
アルバイトから始めてみる | 0円 | 半年〜1年 |
上記について1つずつ順番に解説するので、好みのやり方でWebデザイナーを目指してくださいね。
①いきなり転職エージェントに登録する【難易度:】
まず前提として、いきなり転職エージェントに登録しても内定をもらうことは困難です。
中には「未経験OK」と書かれた求人もありますが、それは「実務経験なしでOK」という意味です。最低限のWebデザイン知識がなければ、内定どころか書類選考に通過することすら難しいでしょう。
ただし、とりあえず転職エージェントの話を聞いてみるのはおすすめ。というか必須かなと。
理由は、専属のキャリアカウンセラーから求人情報やあなたの適正について話を聞けるから。業界の「現状」を把握しておくことで、効率的にスキルを身につけてWebデザイナー転職を達成できます。
完全無料で利用できるため、話を聞いておいて損はないです。
転職エージェントは星の数ほどありますが、特にWebデザイナー人気が高いのは下記のとおり。
Webデザイン業界に強い転職エージェント
- リクルートエージェント
未経験者向け!業界最大手でWebデザイン系の求人数No.1! - Webist(ウェビスト)
未経験&経験者向け!クリエイター特化型で優良求人豊富! - レバテックキャリア
経験者向け!IT系の転職実績が豊富&充実したサポートあり!
中でもレバテックキャリアは「特化型」なので、Webデザイン業界に関する深い話を聞けますよ。
ちなみにWebデザイナー向け転職エージェントは、下記記事でおすすめをまとめています。
【厳選5社】Webデザイナーにおすすめの転職エージェント【未経験OK】
②Webデザインスクールを受講する【難易度:】
Webデザインスクールを受講すると、独学と比べて格段に転職成功率が高まります。
最大の理由は、スクールの学習内容が実務的だからです。現役Webデザイナー講師の指導を受けながらWebサイトを制作することで、転職後すぐに即戦力になれるスキルを身につけられます。
またスクールの受講経験そのものが、転職活動を進めるうえで武器になることも。採用担当者にあなたの「本気度」と「行動力」が伝わるため、未経験者でもグッと内定に近づけるでしょう。
あたりまえですが、未経験者がスキルだけで経験者に差をつけるのは困難です。
しかし採用担当者も、現時点のスキルだけを評価しているわけではありません。意欲などを総合的に見ているからこそ、スクールの受講実績は大きな強みになります。
2024年11月時点で、Webデザイナー転職に強いスクールをまとめました。
受講生から好評のWebデザインスクール3選
- デジタルハリウッドSTUDIO by LIG
※有名なWeb制作会社「LIG」のノウハウを学べる! - ヒューマンアカデミー
※就職成功率90.6%!充実した転職サポートが魅力! - TechAcademy(テックアカデミー)
※専属メンターと週2回面談!無制限の課題添削あり!
ちなみに私は、ヒューマンアカデミーからWeb制作会社に転職しました!
私がヒューマンアカデミーを受講した体験談について、詳しくは下記記事をご覧ください。
ヒューマンアカデミーWebデザインの口コミ・評判【卒業生がレビュー】
その他のおすすめWebデザインスクールについて、特徴や口コミ・評判は下記記事で紹介しています。
③副業案件で実績をつくる【難易度:】
副業案件を受注した実績があると、Webデザイナーの転職活動はかなりラクになります。
Webデザインスキルは、なかなか書面や面接では伝えきれないもの。採用担当者も慎重になりがちですが、実務経験とクライアントに認められた制作物があれば安心して採用してくれるでしょう。
必要なスキルを身につけるときは、挫折しない勉強方法を選べるよう要注意。独学はモチベーションを保てない方がほとんどなので、金銭的に余裕があればスクールを受講するのがおすすめです。
下記は、当サイトで実施したアンケート結果になります。
Webデザインの独学が難しい理由について、詳しくは下記記事をご覧ください。
【無理】Webデザインの独学は難しいです【難易度が高い5つの理由】
④社内の関連部署に異動する【難易度:?】
会社にWebデザインの関連部署があるなら、上司や人事部に異動希望を伝えるのもひとつの手。
難易度は会社によってまちまちですが、通常の転職活動よりはラクなことがほとんど。会社側も外部の新しい人より、商品・サービスの理解度が深く社内での働きぶりがわかる人のほうが安心だからです。
「君はWebデザイン経験がないから…」と渋られたら、「いまからWebデザインスクールで勉強します。」と交渉してみてください。
「転職」ではありませんが、条件さえ整えば1番簡単にWebデザイナーになれるやり方でしょう。
⑤アルバイトから始めてみる【難易度:】
あまりおすすめはできませんが、Webデザイン会社のアルバイトから始める手段もあります。会社側からすると正社員より採用リスクが少なく、Webデザイナーになるだけなら難易度は低めです。
アルバイトを続けるわけではなく、実務経験を積んで正社員になるのが最終目標です。
アルバイトの下積み期間は、あなたのスキルや会社への貢献度に左右されます。一概にはいえませんが、1年くらい活躍できれば会社側から「正社員にならない?」と声をかけられるはずです。
ただしアルバイトになると、過去のキャリアが「無」になって給料も下がる可能性が高いです。「とにかくWebデザイナーになりたい!」という方向けなので、本当の最終手段と認識してください。
Webデザイナーに向いている人・向いていない人の特徴
続いて、Webデザイナーに向いている人・向いていない人の特徴を紹介します。
上記は、あくまで私自身の体験やまわりのWebデザイナーからピックアップしたものです。仮に向いていない人の特徴にあてはまっても、「自分にWebデザイナーは無理だ…」と諦めないでください。
私はもともと、向いていない人の特徴をほぼコンプリートしていました。
しかし試してみたら意外と楽しめて、徐々に「向いている人」に変われましたよ。
未経験からWebデザイナーになる方法のよくある質問
最後に、未経験からWebデザイナーになる方法に関するよくある質問に回答します。
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- 未経験からWebデザイナーになれるの?
- Webデザイナーが描けるキャリアパスは?
- Webデザイナーになって後悔したことは?
- 大学生が0からWebデザイナーになるには?
- 高校生が0からWebデザイナーになるには?
他に気になることのある方は、ページ最下部のコメント欄から気軽に質問してくださいね。
①未経験からWebデザイナーになれるの?
結論からいうと、未経験からWebデザイナーになることは十分に可能です。
Webデザイナーは需要が高く、中には「未経験OK」と書かれた求人もあります。最低限のスキル・知識は前提となりますが、独学やスクールで3ヶ月〜半年くらい勉強すれば転職を目指すことが可能です。
②Webデザイナーが描けるキャリアパスは?
Webデザイナーの代表的なキャリアパスをまとめてみました。
Webデザイナーのキャリアパス
- UI/UXデザイナー
ユーザー目線のデザインをつくる仕事 - Webディレクター
Webサイト制作を取りまとめる仕事 - Webプロデューサー
Webサイト制作・運営を統括する仕事 - フロントエンドエンジニア
Webサイトなどの機能を実装する仕事 - アートディレクター
雑誌・動画などのデザインをつくる仕事
Webデザイナーの「次」まで考えておくと、より効率的に学習を進められますよ。
③Webデザイナーになって後悔したことは?
私がWebデザイナーになって後悔したことは下記のとおり。
私がWebデザイナーになって後悔したこと
- 最初は給料が安すぎる
- 残業・長時間労働が多い
- クライアントに振り回される
- 常に勉強を続けないといけない
- 他業種より変わり者が多い(気がする)
経験を積んでフリーランス独立して解消しましたが、「つらいなー」と感じたことは数知れません。
もちろん後悔ばかりでなく、実際には楽しいことのほうが多かったです。
数値で表すのは難しいですが、差し引きでは間違いなく「プラス」でした。
④大学生が0からWebデザイナーになるには?
大学生の方は、下記の5ステップでWebデザイナーを目指しましょう。
大学生がWebデザイナーになるには?
- バイトで30万円貯める
- PC・編集ソフトを購入する
- 10万円くらいの講座を受講する
- バイトを辞めて実案件を受注する
- 案件実績を武器に就職活動をする
講義の空きコマなどを活かして、勉強や実案件に取り組みましょう。
確実なのはスクールを受講することですが、数十万円の投資は大学生にはかなりきついはず。最近ではデイトラのように〜10万円で受講できる講座があるため、うまく活かしながらスキルアップしてください。
デイトラ受講生の体験談について、詳しくは下記記事で紹介しています。
デイトラWebデザインの口コミ・評判は?卒業生が忖度なしでレビュー!
⑤高校生が0からWebデザイナーになるには?
高校生がWebデザイナーを目指す場合、卒業後に専門学校に通うのが一般的です。
しかし個人的には、専門学校に通うのはあまりおすすめしません。進路が「Webデザイナー」に絞られて、途中で別のキャリアを歩みたくなったときの選択肢がなくなるからです。
進学するなら、一般大学を選んだほうが選択肢は広いです。
Webデザインの勉強は、大学生活をしながらでもできます。
高卒でそのままWebデザイナーになりたいなら、在学中に独学してスキルを高めておいてください。学歴はほとんど見られないため、即戦力になれる能力&意欲を伝えることが大切です。
まとめ:最適なやり方でWebデザイナー転職を目指そう!
今回は、現役Webデザイナーの私が『Webデザイナーになるには?』の疑問を解消しました。
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転職方法 | 難易度 | 費用 | 期間 |
---|---|---|---|
いきなり転職エージェント に登録する | 0円 | 3〜4ヶ月 | |
Webデザインスクール を受講する | 10〜50万円 | 3〜4ヶ月 | |
副業案件で実績をつくる | 1〜2万円 | 半年〜1年 | |
社内の関連部署に異動する | ? | 0円 | ? |
アルバイトから始めてみる | 0円 | 半年〜1年 |
最短&確実にWebデザイナーを目指すなら、Webデザインスクールを受講するのがおすすめです。
独学からWebデザイナーになるのは、ぶっちゃけかなり難しいかなと。6〜7割はスキルを身につけるまえに挫折するため、そこから転職成功に到達できるのは1割にも満たないでしょう。
「スクールに投資するのは嫌」という方は、独学でも少しずつ前進することが大切。最近は本やUdemyなど学習教材が豊富にあるため、自分に最適なやり方でWebデザイナー転職を目指してください。
今回は以上です。