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2024年11月現在、Webデザイナーは大人気の職業です。将来的にフリーランス独立も目指せる自由度の高さから、未経験からチャレンジする方はますます増えています。
しかし転職後に幸せな生活を送るためには、自分に合った労働環境に身を置くことが大切。「残業が多いのかな?」「過酷な環境じゃない?」といった悩みを抱えている方も多いでしょう。
そこで今回は、現役の私が『Webデザイナーの残業時間』について解説します。残業が多い理由や残業から解放される方法も紹介するので、最後まで読めば自分に最適な環境がわかりますよ。
【実態】Webデザイナーの残業は多いです
結論からいうと、Webデザイナーは残業の多い職業です。
doda職種図鑑によると、Webデザイナーの平均残業時間は21.4時間/月とされています。全職種の平均は22.2時間/月なので、むしろWebデザイナーの残業時間は少ないように感じられるかもしれません。
しかし個人的には、上記のデータに対して「本当に…?」という疑念があります。
私自身や周りのWebデザイナーに、残業が20時間くらいの人はほとんどいません。少ない人で月30〜40時間、多い人だと月100時間近くは残業しており、過酷な労働環境に悩まされているのが実態です。
私の職場を例にあげると、ヒマな月の残業時間は30時間くらいでした。
しかし忙しい時期は、月70〜80時間の残業をすることも多かったです。
もちろん私も、すべてのWebデザイナーと知り合いというわけではありません。もしかするとdoda社が調査したように、一般的なWebデザイナーの残業時間は20時間ちょっとに収まる可能性もあります。
しかし、このデータだけを信じて「残業が少ないならいける!」と判断するのはかなり危険でしょう。
①SNSの「残業が多い」という声
SNSを見ても、やはり残業が多くて苦しんでいるWebデザイナーはたくさんいるようです。
暑い日が続いておりますが、みなさんお元気でしょうか、?
— tomo@デザイナー兼ディレクター (@tomoWEB2) August 25, 2021
畑違いの業界からWEBデザイナーとして転職してから早6ヶ月。
残業に残業の日々を重ねております😂
さっきはイヤホンの右左を逆にしたまま音楽を聴いてました、、#駆け出しwebデザイナーと繋がりたい
面接してきたー。
— つらたん@貧困女子 (@turatan731) March 28, 2022
やはり30代未経験webデザイナーはきついよーって言われた🤔
残業はめっちゃあるって😂
考えちゃうなー
【webデザイナーで会社員は辛い】
— 洋介@Webデザイナー (@yousuke_design) December 1, 2021
webデザイナーやエンジニアは比較的
年齢層若いし、年収は業界的には低め。
さらに納期が確実にあるため残業も多め。
とは言ってもこのご時世、web制作はかなり武器になるため転職はしやすい。
とは言ってもやっぱり一番良いのは
フリーランスでしょ。
こうして見ると、やはりWebデザイナーを目指すなら相応の「覚悟」は必要といえそうですね。
②最近は残業時間は減る傾向にあり
悪い話ばかりしましたが、最近は働き方が見直されてWebデザイナーの残業時間も改善しつつあります。
実際にSNSでは、残業が少ない会社で働いている方や残業できないのに採用された方もいました。
質問「Webデザイナーは勤務時間が長い(残業多い)?」
— おるたら (@orutara_dp) May 26, 2020
個人的には他の業種と比べて特別長いとは感じません。現在自分は週に2日、1〜2時間ほど残業があるくらいです。
ただ時期によってだったり、急な対応などで残業、というのはあり得るという感じです。#Webデザイナー#プログラミング初心者
WEBデザイナーに…
— きのこ@webデザイン修行中 (@sakiyuuki02) February 16, 2023
なる事ができそうです。
内定を貰いました。
うそやろ…22社目で。
未経験の残業できないアラフォーを採用してくれるんですか…ッッ!
試用期間内はパート。その後は社員に。
頑張るしか、ない!#webデザイナー#内定#38歳
そのため「Webデザイナーは残業が多いからNG」と拒絶するのではなく、後述する『Webデザイナーが残業から解放される方法』を参考にしながら残業のないWebデザイナーを目指すのもおすすめです。
【激務】Webデザイナーの残業が多い理由3つ
続いて、Webデザイナーの残業が多い理由について解説します。
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なぜWebデザイナーが激務といわれるか、実態を認識しておいてくださいね。
①クライアントありきだから
Webデザイナーは、仕事を受注することで利益を出す「クライアントありき」の仕事です。
クライアントのいる仕事は、下記の背景から残業が多くなりやすい傾向があります。
クライアント仕事の残業が多い背景
- 納期に間に合わせないといけない
- 突然の修正依頼をされることがある
- 無茶な要望をするクライアントがいる
Webデザイナーは、事前にクライアントと打ち合わせをして「納期」を設定します。期日までに納品しないと信頼を失うことになるため、どんなに残業が多くても対応するのが必須条件です。
残業がないようスケジュール管理をしても、修正依頼があれば対応しなくてはなりません。私も会社員時代は、「定時で帰れると思ったら、結局は終電帰りだった」なんて体験を何度もしてきました。
天国から地獄なので、精神的にもつらいですね…
またデザインの知見がないので仕方のないことですが、中には無茶な依頼をするクライアントもいます。作業工数などを考えずにバンバン依頼されると、結果的にWebデザイナーの残業が多くなるわけです。
②低単価で受注数が多いから
Web制作会社の仕事は、ほとんどが代理店から紹介されたものです。クライアントから直接依頼される「直受け」は少なく、間にいる代理店にマージンを取られるぶん報酬単価が低くなっています。
つまりWeb制作会社が利益を出すためには、大量の仕事を受注するしかありません。負荷はすべて現場のWebデザイナーに降りかかるため、残業しなければ対応しきれない仕事を抱えることになります。
また間に代理店がはいると、現場から「スピード感」が失われるデメリットも。要望のヒアリングやデザインチェックにいちいち時間を取られて、結果的にそれが長時間労働につながるわけです。
大手は「直受け」も多いのでマシですが、中小やベンチャーはすさまじいです。
③人材不足の会社が多いから
Webデザインをなりわいとする会社は、ほとんどが人材不足で苦しんでいます。
大半がギリギリの体制で経営されていて、ひとりでも欠員が出ると途端にシビアな状況に。納期直前に病気・怪我などで休む社員がいれば、他の社員が引き継いで残業時間に対応することになります。
育休・産休など、長期間の欠員が出たときは目もあてられません。人材補充はそれなりの時間がかかるため、人が足りないうちは毎日終電帰りのスケジュールになることも珍しくないでしょう。
以上、Webデザイナーの残業が多い理由でした!
ちなみに、下記記事では私がWebデザイナーになって後悔したことも紹介しています。
【病む】Webデザイナーはきつい仕事です【私が後悔したことTOP5】
Webデザイナーが残業から解放される方法3つ
続いて、Webデザイナーが残業から解放される方法を紹介します。
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残業に苦しまないWebデザイナーになりたい方は、ぜひチェックしてみてください。
①派遣社員になる
派遣社員は、Webデザイン会社と直接的に雇用関係を結ぶわけではありません。派遣元と契約したとおりの時間に働かせて、少しでも残業が発生すれば残業代を支払う必要があります。
ぶっちゃけ正社員の場合、残業代なしで働かせようとする会社はかなり多いです。その点、派遣社員はコスト面から気軽に残業をさせられず、決まった時間+数時間の残業くらいに抑えられます。
SNSを見ても、会社員から派遣社員になって残業時間を減らしている方はたくさんいました。
派遣社員デザイナーをやってみてからというもの、残業時間が3ケタから1ケタに減った…w
— tinyboxよしだ (@ddd69206325) November 27, 2020
健康はお金で買えないけど、やりがいもまたお金で買えないので模索はつづきます。。
「派遣はちょっと…」と抵抗のある方もいるかもですが、実は派遣社員は正社員より高待遇なことが多いです。時給2,000円〜3,000円はもらえるため、金銭的な不安を抱えることもないでしょう。
未経験から挑戦しやすいのもポイントです!
派遣のWebデザイナーを目指すなら、Webist(ウェビスト)などの転職エージェントを活用するのが一般的。未経験&経験者のどちらにも適した求人があるので、ぜひ活用してみてくださいね。
②インハウスを目指す
インハウスのWebデザイナーは、クライアントの意向に左右されることがありません。極端な短納期や無茶な修正依頼に悩まされず、のびのびと自社のデザイン業務をできることがほとんどです。
SNSを見ても、インハウスのWebデザイナーは残業が少ない傾向がありました。
「Webデザイナーは残業が多くて大変そう!😇」と言われることが多いのですが、私の場合はインハウスWebデザイナーなのでほとんど残業はありません。
— おふく🐶大手Webデザイナー (@fukufuku_web) August 20, 2022
Webデザイナーも色々な働き方があるんですよね😊#webデザイン #就職
また自社でWebデザイナーを抱えられる会社は、大企業や上場企業など規模が大きいところがほとんど。福利厚生や労働環境が整っていることが多いため、過ごしやすい環境で仕事に取り組めるでしょう。
ただし求められるスキルは高く、経験者向けのキャリアとなります。
インハウスのWebデザイナーを目指したい方は、レバテックキャリアのようなハイクラス向けの転職エージェントを利用するのがおすすめ。経験者限定ですが、高待遇の求人やサポートが充実しています。
Webデザイナーにおすすめの転職エージェントについて、詳しくは下記記事をご覧ください。
【厳選5社】Webデザイナーにおすすめの転職エージェント【未経験OK】
③フリーランス独立する
残業から解放される方法として、王道なのはフリーランスWebデザイナーになることです。
最大の魅力は、仕事量・時間をコントロールできること。働く相手を選べば無茶な依頼をしてくるクライアントも避けられるため、自分のペースで仕事をしたい方にぴったりでしょう。
SNSを見ても、やはり残業が多くて悩んでいる方は独立することが多いようですね。
私がメーカーの営業企画デザイナーとして会社に属していた20代の頃は年間x千万円の売上をたてて、その中からx百万円の給料もらってたんだよな〜とふと思い出した。
— 久保田ナオ|ブランディングするひと (@9botanao) June 23, 2020
フリーランスの売上はそれより桁ひとつ少ないけど、時間の使い方と案件選びが完全に自由なので、今の方が10倍幸せ。お金より自由。
またフリーランスWebデザイナーは、スキルしだいで会社員よりはるかに高収入も狙えます。私の会社員時代の年収は350万円くらいでしたが、独立して年500〜1,000万円は稼げるようになりました。
とはいえ、ご存知のとおりフリーランスは甘い世界ではありません。高度なスキルがなくては仕事を受注できないため、会社員経験を積むかスクールで実践スキルを磨いてから独立するのが一般的です。
私の場合は、スクール→会社員(1年)→独立の順でキャリアを歩みました。
フリーランスWebデザイナーになる方法について、詳しくは下記記事をご覧ください。
【無理】Webデザインの独学は難しいです【難易度が高い5つの理由】
残業なしのWebデザイナーは高度なスキルが必須
残業なしのWebデザイナーを目指すには、高度なスキルを身につけることが必須条件です。
たとえばインハウスのWebデザイナーの場合、自社のWebデザイン業務のほとんどをできなくてはなりません。フリーランス独立を目指すなら、スキルがなければ案件を獲得できないでしょう。
そのため残業に苦しめられたくない方は、いかにスキルを高めるかを最優先にしてください。
①Webデザインを独学するのは難しい
「独学で頑張ろう!」と考える方もいるかもですが、個人的にはおすすめしません。
Webデザインを独学するのは、めちゃくちゃ難易度が高いからです。
Webデザインを独学するのが難しい理由
- 自己成長を実感できない
- わからないことを質問できない
- 明確な学習ロードマップがない
- 本当に信頼できる教材がわからない
- 転職・副業/フリーランス独立に弱い
私自身も、独学にチャレンジして挫折した経験があります。
Webデザインの独学が難しい理由について、詳しくは下記記事をご覧ください。
【無理】Webデザインの独学は難しいです【難易度が高い5つの理由】
②Webデザインスクールで勉強しよう
残業なしのWebデザイナーになりたい方は、Webデザインスクールで勉強しましょう。
スクールには、独学と比べてはるかにスキルが身につきやすい環境があります。
Webデザインスクールの環境
- わからないことをすぐに解決できる
- Webデザイナーを目指す仲間ができる
- 現役Webデザイナーの指導を受けられる
- 学んだことを繰り返しアウトプットできる
- 転職・副業/フリーランス支援を受けられる
たしかにコストはかかるため、気軽に受講できるものではありません。
とはいえ高度なスキルを身につければ、残業なしのインハウスやフリーランスのWebデザイナーを目指せます。収入を高められることも考慮すれば、長期的には「価値ある投資」といえるでしょう。
私も、ヒューマンアカデミーからWebデザイナーとして転職しました!
2024年11月時点で実績豊富なのは下記の3校。無料説明会はタダなので、気軽に話してみてくださいね。
受講生から好評のWebデザインスクール3選
- デジタルハリウッドSTUDIO by LIG
※有名なWeb制作会社「LIG」のノウハウを学べる! - ヒューマンアカデミー
※就職成功率90.6%!充実した転職サポートが魅力! - TechAcademy(テックアカデミー)
※専属メンターと週2回面談!無制限の課題添削あり!
各校の特徴や口コミ・評判について、詳しくは下記記事で紹介しています。
Webデザイナーの残業に関するよくある質問
最後に、Webデザイナーの残業に関するよくある質問に回答します。
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他に気になることのある方は、ページ最下部のコメント欄から気軽に問い合わせてください。
①残業なしのWebデザイナーはいる?
はい。派遣社員やインハウスのWebデザイナーは残業なしなことも多いです。
派遣社員は、Webデザイン会社と直契約を結ばないため残業を任せられない傾向があります。そしてインハウスのWebデザイナーは自社内のデザイン担当なので、短納期や急な修正依頼に追われません。
②Webデザイナーは残業代をもらえる?
いいえ。Webデザイン会社では、残業代が正しく支払われないケースが多いです。
理由は、ほとんどの企業が「裁量労働制」を採用しているから。何時間残業しようとも、契約時に「月60時間は残業するから〇〇円あげる」と定められていれば60時間分の残業代しか出ません。
そして実態としては、Webデザイン会社の残業時間が契約時に決めた時間を下回ることはまずないでしょう。つまり頑張って残業を重ねても、正しい給料が振り込まれることはないわけです。
ただし、こちらはWeb制作会社などのWebデザイナーの話になります。
派遣社員やインハウスのWebデザイナーなら、問題なく残業代が出ますよ。
③Webデザイナーに向き不向きはある?
はい。Webデザイナーには、向き不向きがあります。
私自身や周りから、Webデザイナーの向き不向きを分類してみました。
結局はやらないとわからないので、あくまで参考までにしてください。
Webデザイナーの向き不向きについて、さらに詳しくは下記記事で解説しています。
こんな人はやめとけ!Webデザイナーに向いていない人の特徴7選!
まとめ:Webデザイナーは激務だが挑戦の価値あり
今回は、現役の私が『Webデザイナーの残業が多い理由』について詳しく解説しました。
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Webデザイナーは、他職業と比べて残業が多い激務です。しかし派遣社員やインハウスWebデザイナー、フリーランスWebデザイナーになれば、ほとんど残業なしの働き方も目指せます。
また個人的には、Webデザイナーには「多少の残業は我慢しても挑戦する価値」があるかなと。下記記事ではWebデザイナーのやりがいを紹介しているため、ぜひ合わせてチェックしてみてください。
【魅力は?】Webデザイナーは楽しい!私が感じたやりがい7つを紹介!
今回は以上です。