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結論、アフィリエイトで捕まる可能性はあります。後述しますが、実際に過去に何人ものアフィリエイターが逮捕・書類送検などをされてきました。
とはいえ、アフィリエイト自体が危険なビジネスというわけではありません。背景には捕まった方々の不注意や知識不足などがあるため、これから始めるか悩んでいる方はご安心ください。
今回は、アフィリエイトで捕まる原因を解説します。具体的な事例や捕まらないためのポイントも紹介するので、最後まで読めば安心してアフィリエイトができますよ。
まだアフィリエイトを始めていない方は『ブログの始め方を完全攻略!初心者が稼ぐまでの手順7つをプロが解説!』をご覧ください。始め方〜稼ぎ方がわかります。
アフィリエイトで捕まる原因5つ
それでは早速、アフィリエイトで捕まる原因をチェックしていきましょう。
アフィリエイトで捕まる原因
- 薬機法違反
- 著作権法違反
- 景品表示法違反
- 特定商取引法違反
- 納税に関するトラブル
1つずつ順番に解説します。
①薬機法違反
1つ目は、薬機法に違反して捕まることです。
薬機法とは、医薬品・医薬部外品・化粧品・医療機器の品質や安全性を担保するための法律。ブログでは、誇大広告(大げさな表現の広告)や虚偽広告(うその広告)を注意しなくてはなりません。
アフィリエイトは、読者に商品・サービスの購入を勧めるビジネスなので、その説明文が薬機法に抵触していれば逮捕や書類送検をされる可能性があるわけです。
具体的には、化粧品の「美白効果がある」「シミがなくなる」「アトピーでも安心」や、健康食品の「身体が変わる」「ガンが治る」「病気を予防する」などは薬機法の規制対象になります。
関連商品を扱うなら、薬機法違反に関わる違反表現・広告事例集は読みましょう。
②著作権法違反
2つ目は、著作権法に違反して捕まることです。
著作権とは、知的所有権のひとつであり、著作者の権利を守るための法律。ブログにおいては、文章のコピペや画像・動画の無断転載などには特に注意しましょう。
たとえば、漫画のネタバレサイトを運営したり、他記事を完全コピーしたり、許可なく誰かのデザインした画像を掲載すると、著作権法の規制対象になります。
他ブログの文章や画像を載せたい場合は、元記事のURLを掲載すればOKなことがほとんどです。とはいえ、事前に運営者のサイトの確認や問い合わせは徹底してくださいね。
ちなみに、当ブログはリンクしてもらえれば引用・転載OKです。
③景品表示法違反
3つ目は、景品表示法違反で捕まることです。
景品表示法とは、消費者が正当な価値で商品を購入するための法律。ブログの場合は、誇大広告や虚偽広告で商品・サービスの品質/内容/価格などを偽ることが規制されます。
本来であれば500キロカロリーの食べ物を100キロカロリーと表示(優良誤認表示)したり、普段から1万円で売っている商品を「期間限定1万円」と表示(有利誤認表示)すると規制対象です。
薬機法違反と同様に、正しい情報を伝えることが大切といえるでしょう。
④特定商取引法違反
4つ目は、特定商取引法違反で捕まることです。
特定商取引法とは、トラブルの起きやすい販売方式を対象に、クーリングオフなどの制度で消費者を守る法律。アフィリエイト自体は対象外ですが、広告主が対象だと影響を受ける可能性があります。
基本的に、この法律を違反して捕まる可能性は低いですが、念のために意識しておきましょう。
僕の場合、成約の見込みが低い&特定商取引法の対象広告は掲載していません。
⑤納税に関するトラブル
5つ目は、納税に関するトラブルで捕まること。
副業収入が20万円を超えていたり、アフィリエイトだけで収入を得ているアフィリエイターは、毎年2月16日〜3月15日に実施される確定申告で前年分の所得税を納税しなくてはなりません。
未納が税務署の調査でバレると、何らかのペナルティを課される可能性があります。
基本的には延滞税などの追加課税で済まされますが、悪質だと「脱税」と判断されることも。結果、逮捕や書類送検につながる可能性も出てくるため、税金は忘れずに納付してください。
以上、アフィリエイトで捕まる原因でした!
アフィリエイトの逮捕事例5つ
ここで気になるのが、「アフィリエイトで捕まった事例はあるの?」ということ。
結論、アフィリエイトで逮捕や書類送検された事例はいくつかあります。
アフィリエイトの逮捕事例
- 薬機法違反で逮捕(サプリメント)
- 薬機法違反で書類送検(健康食品)
- 景品表示法違反で措置命令(ダイエットサプリ)
- 著作権法違反で逮捕(ネタバレサイト)
- 著作権法違反で逮捕(海賊版漫画サイト)
1つずつ順番に解説します。
①薬機法違反で逮捕(サプリメント)
大阪府警は7月20日、サプリのECを運営するステラ漢方の従業員や広告代理店の社長ら6人を、医薬品医療機器等法違反の疑いで逮捕した。同社の従業員らは、医薬品として承認されていないサプリメントについて、「肝臓疾患の予防に効果がある」などと広告に表示した疑いがあるとしている。
参照:日本ネット経済新聞
ステラ漢方のアフィリエイト広告文が原因で発生した逮捕事例です。
②薬機法違反で書類送検(健康食品)
国の承認がない健康食品が痛風や糖尿病に効くと自身のサイトで宣伝したとして、大阪府警は17日、医薬品医療機器法違反(未承認医薬品の広告禁止)の疑いで、神奈川県茅ケ崎市の自営業の男性(51)を書類送検した。「認識が甘かった」と容疑を認めている。男性はアフィリエイターと呼ばれ、宣伝を見た人が商品を買えば報酬を得られる契約になっていた。アフィリエイターの立件は珍しいという。
参照:千葉日報
薬機法に反する訴求をしたアフィリエイターが逮捕された事例です。
③景品表示法違反で措置命令(ダイエットサプリ)
埼玉県は、令和2年3月31日、株式会社ニコリオに対し、同社が販売する「Lakubi(ラクビ)」と称するダイエットサプリメント(以下、「本件商品」という。)に係る取引について、景品表示法に違反する行為(同法第5条第1号優良誤認及び同条第2号有利誤認)が認められたことから、同法第7条第1項の規定に基づき措置命令を行いました。
参照:埼玉県<報道発表資料>
「1日たった17円」「3ヶ月で7kg落ちた」などの表現が問題になった事例です。
④著作権法違反で逮捕(ネタバレサイト)
社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)は9月7日、発売前の漫画作品に掲載されたイラストや台詞、あらすじ等を無断配信する「ネタバレ」サイトの運営者ら5名が逮捕されたことを、著作権侵害事件として発表した。
1件は、熊本県警察、秋田県警察、鳥取県警察が、秋田市の男性31歳(Webデザイナー)、および同市の女性33歳(無職)を著作権法違反(公衆送信権侵害、出版権侵害)の疑いで逮捕した。この2名は、週刊少年ジャンプ掲載作品「トリコ」「東京喰種 トーキョーグール:re」「ONE PIECE」のイラストや台詞、あらすじなどを「ジャンプ感想ネタバレあらすじまとめ速報」等を通じて無断配信していた。
参照:ScanNet Security
著作権に違反するネタバレサイトが問題になった逮捕事例です。
⑤著作権法違反で逮捕(海賊版漫画サイト)
人気漫画を無断で掲載していた海賊版サイト「漫画村」をめぐる著作権法違反事件で、福岡県警は24日、サイトの運営者とみられる星野路実(ろみ)容疑者(27)を著作権法違反の疑いで逮捕し、発表した。「弁護士に話してから決める」と認否を留保しているという。
参照:朝日新聞
著作者の許可なく漫画を掲載して問題になった逮捕事例です。
アフィリエイトで逮捕されないポイント3つ
続いて、アフィリエイトで逮捕されないためのポイントを紹介します。
アフィリエイトで逮捕されないポイント
- 正しい情報を伝える
- 薬機法の関連商品を避ける
- プライバシーポリシー・免責事項を掲載する
1つずつ順番に見ていきましょう。
①正しい情報を伝える
1番大切なのは、商品・サービスに関する正しい情報を伝えることです。
間違った情報を掲載すると”虚偽広告”となり、先述した「薬機法」「景品表示法」「特定商取引法」といった法律に違反して逮捕・書類送検につながるリスクがあります。
商品・サービスを成約させたい気持ちは理解できますが、読者を騙すのは絶対にNGです。結果的に捕まらなくてもブログ自体の信頼を失ってしまうため、長い目で見れば損しかないでしょう。
②薬機法の関連商品を避ける
アフィリエイト関連の法律で、1番対策が難しいのが「薬機法」です。ベテランのアフィリエイターですら抵触してしまう領域なので、初心者の方はそもそも避けるのが良策となります。
ちなみに、薬機法では下記のような商品・サービスが対象です。
薬機法の関連商品
- 医薬品
- 化粧品
- 医療機器
- 医薬部外品
- 再生医療等製品
商品によって許される表現も異なるので、扱う場合には注意してくださいね。
ちなみに、アフィリエイト商品はASPという無料サービスで一覧できます。詳しくは『【比較一覧】初心者におすすめのアフィリエイトASP18選【審査なし】』をご覧ください。
③プライバシーポリシー・免責事項を掲載する
アフィリエイトに取り組むときは、プライバシーポリシー・免責事項を掲載しましょう。
プライバシーポリシー・免責事項とは?
- プライバシーポリシー
個人情報の取り扱い方法について書かれた指針のこと。 - 免責事項
運営者の責任を免じる目的で書かれた事項のこと。
具体的には、情報の正確性や賠償責任などについて記載したページを用意します。書くだけで安心なわけではありませんが、万が一に備えて可能な限り正確な情報を掲載する姿勢を示すのがおすすめです。
ちなみに、プライバシーポリシー・免責事項の書き方について、詳しくは『【2024年11月】雛形あり!ブログのプライバシーポリシー・免責事項の作り方【WordPress】』をご覧ください。
捕まる可能性のあるアフィリエイトジャンルは?
結論、どのアフィリエイトジャンルを選んでも捕まる可能性はあります。
ただし、特に下記のジャンルは特にハイリスクなので注意が必要です。
特に捕まるリスクの高いジャンル
- 美容系
- 健康系
- 映画系
- 漫画系
- アニメ系
- アダルト系
- オンラインカジノ系
上記は、特に薬機法や著作権法に違反する可能性が高く、初心者には高いハードルがあります。
意図せず法律違反になるケースも多いです。
アフィリエイトジャンルは他にもたくさんあるので、もし方向転換ができるなら『【2024年11月版】おすすめアフィリエイトジャンル20選【儲かるジャンル一覧】』を読みながら探してみてください。
アフィリエイトの捕まる以外のリスク5つ
以上が、アフィリエイトは捕まるのか?に関する話題ですが、他にもいくつかリスクがあります。
アフィリエイトの捕まる以外のリスク
- 詐欺師扱いされる
- 報酬が支払われない
- 会社に副業がバレる
- ブログが削除される
- アフィリエイトが終了する
上記のような危険性については『「アフィリエイトは危ない」は嘘!危険性・リスクを理解すれば安全です』で詳しく紹介しているので、興味のある方はチェックしてみてください。
①詐欺師扱いされる
正直、アフィリエイターの社会的な印象は最悪です。今回紹介した法律違反のほか、悪質な情報商材を販売している方もたくさんいるため、「なんとなく嫌だ」といった考え方が根付いています。
事実、ASPを見ていると怪しげな情報商材のようなアフィリエイト商品も多いです。このような広告を掲載すると、読者から詐欺師だと認定される可能性が高いでしょう。
社会的なイメージはどうしようもありませんが、扱う商品は自分に選択権があります。できる限り読者にクリーンな印象を与えられるよう、アフィリエイト商品選びから意識してください。
②報酬が支払われない
アフィリエイトでは、報酬が支払われない事例もあるようです。
前提として、アフィリエイトでは企業から直接お金をもらうわけではありません。
間にASPという仲介業者を挟んで、
- ASPで広告を探す(アフィリエイター)
- 広告を掲載する(アフィリエイター)
- 成果が発生する(読者)
- 成果を承認する(企業)
- 報酬を支払う(ASP)
といった流れでやり取りをします。
しかし、中には報酬を支払いたくない企業が意図的に成果を非承認にしたり、資金力のないASPが報酬を踏み倒すケースも…アフィリエイター側では確認できないので大きなリスクといえるでしょう。
詳しくは『【図解】アフィリエイトの仕組みとは?報酬獲得の流れを簡単に解説!』をご覧ください。
③会社に副業がバレる
アフィリエイトが、副業禁止の会社にバレてしまうリスクもあります。
会社に知られるおもな原因は下記のとおりです。
副業アフィリエイトがバレる原因
- 住民税が増える
- 社内で密告される
- 副業する姿を見られる
対策としては、自分で確定申告をして会社に住民税の差異がバレないようにしたり、社内メンバーに副業アフィリエイトをしていることを話さなかったりが挙げられます。
詳しくは『副業禁止の会社でも安心!ブログ収入がバレない5つの対策を解説!』で解説しているので、会社に副業アフィリエイトがバレて困る方はぜひご覧ください。
④ブログが削除される
無料ブログでアフィリエイトをする場合、運営側の都合でブログが削除される可能性があります。
ブログが削除されると、今までに積み上げた努力は水の泡です。
対策は、世界の大人気のブログ作成サービス「WordPress」を利用すること。月1,000円程度のコストはかかりますが、あなた自身が運営者なので運営の方針でブログが削除されることはありません。
最短でWordPressブログを開設する方法は『【初心者向け】WordPressブログの始め方をたったの3ステップで解説!』で詳しく解説しているので、無料ブログを利用している方はぜひご覧ください。
⑤アフィリエイトが終了する
アフィリエイトをしていると、常に「終了」の2文字が付きまといます。
具体例は下記のとおりです。
アフィリエイトにおける「終了」
- 企業が広告掲載を終了する
- ASPがサービスを終了する
- 個人で稼げる時期が終了する
- アフィリエイト自体が終了する
もっとも多いのは、企業が広告掲載を終了するパターン。対象の商品・サービスが販売終了になってしまったり、企業がASPに広告の掲載依頼をするのを辞めたりする事例はたくさんあります。
この場合、書いた記事がムダになるかもしれません。
1番怖いアフィリエイトの仕組み自体が終了することは、今の時点では可能性は低いですが「ありえない」とはいえません。リスクヘッジの意味でも、次の収益化の手法は用意しておくのがおすすめです。
まとめ:アフィリエイトで捕まる事例を覚えておこう
今回は、アフィリエイトで捕まる理由や具体的な事例を紹介しました。
アフィリエイトで捕まる原因
- 薬機法違反
- 著作権法違反
- 景品表示法違反
- 特定商取引法違反
- 納税に関するトラブル
先述のとおり、過去にアフィリエイトを通して逮捕・書類送検された方は存在します。あなた自身も関係のない話ではないので、常に「自分もそうなるかも」と意識しながら活動をしてくださいね。
今回は以上です。