この記事で解決できる悩み
本記事の信頼性
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結論、ブログ記事に最適な文字数はありません。たとえ文字数が少なくても、読者に有益なコンテンツはSEO的に評価されます。
たしかに、数年前までは文字数の多い記事が高く評価されていました。しかし、最近はGoogleロボットの性能も向上して、本当に読者のためになる記事が上位表示されています。
とはいえ、文字数については「上位記事は文字数が多い!」「最低3,000字は書こう!」など意見がさまざまなので、戸惑っている方も多いのではないでしょうか。
あえて言うなら、僕は1記事あたり最低4,000字・平均6,000字は執筆しています。
そこで、今回は文字数とSEO順位の関係性や、上位記事の文字数が多い理由を解説します。
最適な文字数をチェックする方法も紹介するので、この記事を読めばブログ記事の文字数について理解を深められますよ。
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【結論】ブログ記事に最適な文字数はない
結論、ブログ記事に最適な文字数はありません。
なぜこのように言えるのか。それは、Googleのジョン・ミューラー氏が、TwitterやYouTubeで「文字数で記事を評価するアルゴリズムはない」と語っているからです。
ジョン・ミューラー氏について
Googleスタッフの中でも特に著名な人物。Webマスタートレンドアナリストとして、主にSEOに関する情報を発信している。
I agree with you & Mihai :). Word count is not indicative of quality. Some pages have a lot of words that say nothing. Some pages have very few words that are very important & relevant to queries. You know your content best (hopefully) and can decide whether it needs the details.
— 🐐 John 🐐 (@JohnMu) July 24, 2018
上記のイメージです。
たしかに、Googleが文字数でコンテンツの質を判断していたら、天気予報やYahoo!知恵袋など、文字数が少ないコンテンツが検索上位に表示されるハズがないんですよね。
では、Googleは何を基準にSEO検索順位を決定しているのでしょうか?
細かく挙げるとキリがありませんが、昔からGoogleが大切にしていることは決まっています。
①大切なのはユーザーファースト
Google社は、設立から数年後に「10の事実」を掲げ、それを理想型として検索エンジンのアルゴリズムアップデート等を実施しています。
Googleの掲げる10の事実
- ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
- 1つのことをとことん極めてうまくやるのが1番。
- 遅いより早い方がいい。
- ウェブ上の民主主義は機能する。
- 情報を探したくなるのはパソコンの前にいる時だけではない。
- 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
- 世の中にはまだまだ情報があふれている。
- 情報のニーズはすべての国境を超える
- スーツが無くても真剣に仕事はできる
- 「すばらしい」では足りない。
「10の事実」をもとに考察すると、Google社は下記条件を満たしたコンテンツを検索上位に表示させていると予想できます。
Googleが上位表示するコンテンツ
- ユーザーの悩みを解決できる
- 悩み・疑問を深掘りしている
- ページの表示速度が高速である
- PC・スマートフォン対応している
- ユーザーに嘘をつかない・騙さない
要するに、とことんユーザーにとって便利で、有益なコンテンツが高く評価されるわけですね。
そのため、ユーザーファーストを意識することで、読者・Googleから高く評価され、SEO順位が向上しやすい記事を書けるでしょう。
②文字数が少なくても読者ニーズは満たせる
ユーザーファーストが最重要とはいえ、本当に少ない文字数で上位表示させられるのか、不安に感じている方も多いハズ。
結論、ブログ記事の文字数が少なくても、上位表示は可能です。
たとえば、下記のようなコンテンツは、少ない文字数で上位表示されている場面をよくみます。
少ない文字数で上位表示できるコンテンツ
- 天気予報・ニュース
- 作業手順の解説記事
- Amazonや楽天など
事実、当ブログの『Premiere Proでカットと同時にすき間を詰める爆速術』という記事では、動画編集ソフトの使い方を解説をしていますが、わずか2,000字で検索1位をキープできています。
上記のように、読者が結論だけ求めていたり、画像メインで解説する記事は、文字数が少なくても読者ニーズを満たすことができる印象ですね。
このように、記事のジャンルや内容によって、最適な文字数は異なります。
③とはいえ上位記事の文字数は多い
先述のとおり、文字数とSEO順位に直接的な関係はありません。
しかし、実際のところ、検索上位記事は文字数が多いのが現実です。
試しに、いくつかのキーワードで検索TOP10記事の平均文字数を算出してみました。
キーワード | 平均文字数 (上位10記事) |
---|---|
ブログ 文字数(本記事) | 7,300字 |
ブログ 始め方 | 13,017字 |
クレジットカード おすすめ | 52,586字 |
プログラミングスクール おすすめ | 30,810字 |
会社 辞めたい | 11,412字 |
上記のイメージですね。
他のキーワードもいくつか調査しましたが、ほとんどの検索キーワードで上位記事の文字数は5,000字を超えていました。
そのため、ブログ記事の文字数については、『文字数が少なくても上位表示は可能。ただし、上位記事の平均文字数は多い。』といえそうです。
検索上位のブログ記事の文字数が多い理由3つ
では、検索上位のブログ記事は、なぜ文字数が多いのか。
その理由は、主に3つあります。
上位記事の文字数が多い理由
- 読者ニーズを深掘りしているから
- 関連キーワードを網羅しているから
- 専門性の高いコンテンツだから
それぞれ解説します。
①読者ニーズを深掘りしているから
読者のニーズをより深く満たそうとすると、自然と文字数は多くなります。
特に、「ブログ」「マッチングアプリ」といった1語から構成されるビッグキーワードを狙うと、長文記事になりやすいです。
なぜなら、ビッグキーワードは読者の検索意図が広いため、読者ニーズを満たすためには大量の情報が必要だからですね。
ポイントは、読者ニーズを満たすことを目的として「自然に」長文になること。文字数が多い=読者ニーズを満たせているではないため、注意してください。
②網羅性のある記事内容だから
記事内容の網羅性を追求すると、ブログ記事の文字数は増えがちです。
たとえば、何かしらの商品・サービス名のキーワードを狙う場合、読者ニーズを満たすためには「特徴・メリット・デメリット・評判・競合比較」などの情報が必要になります。
網羅性の高いコンテンツはSEO的に評価されるため、結果的に「文字数の多い記事=上位表示された記事」の構図ができるわけですね。
ちなみに、網羅性のある記事を書くためには、「サジェストキーワード」を参考にしましょう。
サジェストキーワードとは?
Googleが自動的に検索キーワードを提案してくれる機能のこと。
サジェストキーワードには、読者ニーズを満たすヒントがたくさんあるので、参考にしながら記事構成を考えてみてください。
ブログの記事構成の作り方については、下記記事で解説しています。
ブログ記事の構成案の作り方!初心者向けの鉄板テンプレートも紹介!
③専門性の高いコンテンツだから
専門性の高いコンテンツは、文字数が多くなりがちです。
たとえば、法律が関係する記事の場合、法律を引用したり、判例を示さなくてはならないため、文章が長くなります。
他にも、商品・サービスの機能を細かく解説するなど、1つのことを専門的に追求すると、自然と長文記事になるケースがほとんどです。
以上、上位記事の文字数が多い理由でした。
上位記事は読者ニーズを深く満たすために、網羅性・専門性の高いコンテンツを作成しています。その結果、Googleから高く評価されて、SEO順位が向上しているわけですね。
文字数を増やすことを目標にすると、「手段が目的」になるので注意しましょう!
ブログ記事に最適な文字数目安をチェックする方法
先述のとおり、ブログ記事に最適な文字数はありませんが、「文字数の目安は知っておきたい」と考えている方も多いでしょう。
結論、ブログ記事の文字数目安は、狙うキーワードの上位記事の平均値がおすすめです。
上位記事の平均文字数は、「見出し(hタグ)抽出ツール」で狙っているキーワードを検索するだけ。下記画像のように平均文字数が表示されます。
ただし、上位記事の平均文字数はあくまで「目安」なので注意してください。
コンパクトにまとめれば、少ない文字数で読者ニーズを満たせる場合もありますし、逆に上位記事よりも読者ニーズを深掘りすれば、文字数が多くなることもあります。
ブログ記事の文字数は、読者ニーズを満たそうとした「結果」なので、「平均文字数を超えたからOK」みたいな考え方にならないよう注意しましょう。
ブログ運営に役立つ文字数カウントツール3つ
前述のとおり、ブログ記事の文字数に決まりはありません。読者ニーズを満たしたコンテンツであれば、自然とGoogleから評価してもらえるハズです。
とはいえ、執筆中に文字数が気になる方も多いと思うので、おすすめの文字数カウントツールを3つ紹介します。
①Word(ワード)
Microsoft Officeに搭載されているWordは、デフォルトで文字数カウント機能が利用できます。
下記のように、画面下から入力されている文字数をチェックすることが可能です。
ちなみに、文字を範囲選択してから、上部のツールバーの「校閲」→「文字カウント」の順で進むと、部分的に文字数カウントをすることも可能です。
②Googleドキュメント
Googleドキュメントでも、文字数のカウントが可能です。
上部の「ツール」→「文字数カウント」の順でクリックする、もしくはショートカットキー「Ctrl or Command+Shift+C」を押すと、下記のように文字数が表示されます。
ちなみに、上記の「入力中に文字数を表示」をクリックすると、Wordと同じように執筆画面下に文字数カウンターが表示されますよ。
③かんたん文字数カウント(Chromeアプリ)
Chromeをブラウザにしている方は、専用アプリの「かんたん文字数カウント」もおすすめです。
下記のように文字数をカウントしたいテキストを選択して、右クリック→「選択したテキストの文字数をカウント」の順で進むと…
下記のように文字数が表示されます!
手軽に利用できるので、導入しておくだけで何かと便利なツールですよ。
まとめ:ブログ記事は文字数より読者ニーズが重要!
本記事では、ブログ記事の最適な文字数について解説しました。
ブログ記事に、文字数の正解はありません。たとえ文字数が少なくても、コンテンツが充実していればSEO順位は向上します。
たしかに、実際に上位表示されているのは文字数5,000字オーバーの記事がほとんどですが、それはコンテンツを充実させた結果です。
大切なのは読者ニーズを深く満たすことなので、常に「読者は何を求めているか」を考えながら記事を書いてみてくださいね。
読者ニーズを満たした記事を書く流れやコツについて、詳しくは『【初心者向け】ブログ記事の書き方5つの手順・12のコツ【マニュアル】』を参考にどうぞ。
【初心者向け】ブログ記事の書き方5つの手順・12のコツ【マニュアル】
今回は以上です。