この記事で解決できる悩み
- 動画編集ってキツい仕事なの?
- キツくても始める価値はあるの?
- 動画編集者になる方法を教えて!
本記事の信頼性
当ブログでは「お金・時間・場所に自由を」をコンセプトに、副業(動画編集やブログ)の始め方・ノウハウを発信します。僕のプロフィールはこちら。
結論から言うと、動画編集は間違いなくキツい仕事です。会社員・フリーランス・副業など働き方は色々ありますが、それぞれに違ったキツさがあります。
これを聞いたあなたは、「動画編集を始めるのはやめよう」と思うかもしれません。しかし、僕はたとえキツくても始めるべき理由が、動画編集の仕事にはあると考えています。
本記事では動画編集の仕事がキツい理由を会社員・フリーランスの視点から解説します。それでも僕が動画編集を続ける理由も体験談を交えて紹介しますので、参考にしてみてください。

早速、本題に入りましょう。
動画編集の仕事がキツい理由3つ〜会社員編〜

まずは、会社員として働く動画編集者が特にキツいと感じるポイントを3つ紹介します。
動画編集の仕事がキツい理由〜会社員編〜
- 労働時間が長い
- 給料が安い
- クセのある人が多い
映像制作会社で働く友人にインタビューできましたので、生の声をお届けします。
①労働時間が長い
動画編集に限らず、クリエイティブ系の仕事では長時間労働が当たり前の風潮があります。
その最大の理由は、仕事を受注しすぎることです。例えば、「プロデューサーが社内の人手が足りないにも関わらず、どんどん仕事を取ってしまう」なんて光景が、映像制作系の会社ではよく見られます。
仕事には納期があるため、間に合わない仕事は労働時間を伸ばして対応します。その結果、基本的に深夜まで作業をすることになる上、休日がなくなることも少なくありません。

ほぼ家に帰れず、会社に寝泊まりする生活が1ヶ月近く続くこともあるようです。
また、動画編集は作業そのものが時間のかかるものです。どれくらいの時間が必要かは以下の記事を参考にしてみてください。
-
【時短術あり】動画編集にかかる時間は?31人のアンケート結果を大公開!
②給料が安い
映像制作会社のほとんどは、みなし残業制度を導入しています。
みなし残業制度とは?
あらかじめ給料に一定時間分の残業代を含める制度。固定残業制度とも呼ばれる。
例えば、「みなし残業60時間」と規定されている場合、支払われる残業代は60時間分です。それ以上の残業代が支払われることはありません。
そして、先述のとおり映像制作会社は長時間労働が基本です。友人は月150時間近く残業したこともありますが、手にした残業代は60時間分のみでした。
このように、映像制作会社での仕事は、労働時間のわりにほとんど稼げない仕事となっています。

どんなに頑張っても給料が増えないのは、キツいですね…
③クセのある人が多い
僕も周りの人を見ていて感じますが、動画編集関係の仕事をする人は良くも悪くもこだわりが強く、クセのある人が多いです。
そのせいか、映像制作系の会社では他の業界の会社と比べて人間関係のトラブルが多発します。

個人のセンスや感性が前面に出る仕事なので、衝突は避けられないのかもしれません。
フリーランスは、一緒に働く人を選べるので問題ありません。
しかし、会社員は共に働く人を選べず、なおかつ社内で長い時間を過ごすことになるため、自分と合わない人と働くのがストレスに感じる方も多いでしょう。
動画編集の仕事がキツい理由3つ〜フリーランス編〜

次に、フリーランスの動画編集がキツいと感じるポイント3つを見ていきましょう。
動画編集の仕事がキツい理由〜フリーランス編〜
- 継続案件がないと営業が大変
- 動画編集スキルだけでは稼げない
- クライアントの一声で仕事が増える
会社員とはまた違ったキツさがあるので、参考にしてみてください。
①継続案件がないと営業が大変
フリーランスの動画編集者は、基本的に営業活動をしなければ仕事をもらえません。
その後、継続的に仕事を依頼してくれるパートナーと出会えればOKですが、単発の仕事しかもらえない場合はいつまでも営業活動を続けることになります。
営業活動をしていると、
- 理不尽な要望
- 報酬の未払い
- ブラック案件
このような案件と出会って消耗します。
そのため、フリーランスの動画編集者は継続案件が見つかるまでの間、精神的にキツいと感じることが多いでしょう。

さらに、継続案件がないと収入が安定しないのもデメリットの1つですね。
動画編集の案件獲得方法については以下の記事で解説しているため、参考にしてみてください。
-
【未経験OK】動画編集の仕事の探し方&取り方をわかりやすく解説!
②動画編集スキルだけでは稼げない
フリーランスの動画編集者が稼ぐためには、様々なスキルが必要です。
- 営業
- 撮影
- YouTube運営
- ディレクション
- Webマーケティング
上記の他にも色々なスキルが求められます。
もちろん、動画編集スキルだけを極めて大きく稼ぐことも可能です。しかし、多くの人が参入している競争率も高い市場であるため、イバラの道であることは間違いありません。
そのため、「動画編集だけに集中したい」と考えている方にとって、フリーランスの動画編集者はキツい仕事だといえるでしょう。
③クライアントの一声で仕事が増える
先述の通り、継続案件を持たないフリーランス動画編集者は営業活動が必須であることに加え、安定した収入を得ることもできません。
そのため、何とかしてクライアントから継続的に仕事を依頼してもらおうと、絶対服従のように言いなりになってしまう編集者の方も少なくありません。
その結果、まともな報酬を得られずに、急な方針の見直しや制作物の作り直しなどの被害にあう初心者の方は本当に多いです。

僕も昔、編集した動画がクライアントの都合で使えなくなり、すべての編集をやり直した経験があります。
追加報酬もなかったため、時給50円くらいしか貰えなかった記憶が…
この課題は、あなたが”クライアントを選ぶ立場であること”を認識すればクリアできます。しかし、フリーランスになりたての方にとって、それは簡単なことではないでしょう。
【体験談】それでも僕が動画編集の仕事を続ける理由5つ

ここまで動画編集者がキツい理由を紹介してきました。正直、「動画編集者になるのはやめよう」と思った方も少なくないかもしれません。
しかし、僕はそれでも続ける価値が動画編集の仕事にはあると考えています。その理由は5つです。
僕が動画編集を続ける理由
- 仕事が楽しいから
- 将来性があるから
- 仕事をする人を選べるから
- スキルさえあれば稼げるから
- 時間・場所の自由が手に入るから
体験談を交えつつ紹介しますので、参考にしてみてくだください。
①仕事が楽しいから
動画編集は楽しい。これが僕が動画編集を続ける1番の理由です。
自分のセンスで笑いや感動を生み出したり、ユーザーを動かしたりできる動画編集の仕事は、本当に魅力的だと感じています。
ブログも似た要素を持っていますが、動画編集はよりユーザーの声を聞きやすいのもポイント。

「編集のおかげで〜」とコメントをもらえると、最高の気持ちになりますよ!
②将来性があるから
動画編集の仕事は将来性があり、今後も需要が伸び続けると考えられています。
以下は、動画市場規模の推移を表したグラフです。2015年〜2021年にかけて約3倍に市場規模が拡大していることがわかります。
動画市場規模の推移
さらに、5Gや在宅勤務の広まることで、今後もさらに動画の需要は増え続ける見込みです。
このように将来性のある業界でスキルを身につけることによって、もし明日会社が潰れたとしても生活できるだけの力を手にできます。
「終身雇用制度が崩壊する」と言われている日本において、このような個人スキルが身につくのは大きなメリットといえるでしょう。
動画編集の将来性について、詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
-
【徹底分析】動画編集はなくなる?将来性・需要を統計データで解説!
③仕事をする人を選べるから
これは副業・フリーランスに限りますが、動画編集は一緒に働く人を選ぶことが可能です。
たとえば、僕は一緒に働きたい人とだけ仕事をしていますが、人間関係のストレスとは無縁の生活を送っています。これは、さまざまなクライアントから依頼を受けて、相性の良いクライアントだけを残すことで実現した環境です。
そのため、「好きな人に囲まれて働きたい」「嫌いな人と無理して話したくない」と考えている方は、動画編集の仕事が向いているといえるでしょう。

好き嫌いの他にも、「自分のキャリアに役立つか否か」も重要な指標です!
④スキルさえあれば稼げるから
先述の通り、動画編集のスキル「だけ」で稼ぐことは困難です。しかし、それは裏を返せば動画編集以外のスキルを身につければ稼げるということ。
先ほど、動画編集以外のスキル例として、以下の5つを紹介しました。
- 営業
- 撮影
- YouTube運営
- ディレクション
- Webマーケティング
これらのスキルは間違いなく役立つので、動画編集と並行して勉強しましょう。
まだまだ動画編集以外のスキルを持った編集者は少ないので、今のうちにスキルを磨いておけば、需要の高い動画編集者になれますよ。

”先行者優位”はどの世界にもあるので、動画編集で稼ぐなら今のうちです!
⑤時間・場所の自由が手に入るから
動画編集の仕事は、時間や場所を自由に選ぶことが可能です。
例えば、クライアントの案件を獲得した場合、納期さえ守ればいつ・どこで仕事をしても問題ありません。
在宅で働けることはもちろん、海外旅行をしながら働くこともできるため、「時間・場所を縛られずに生きたい!」と考えている方にぴったりの仕事だといえます。

実際に、友人は海外を転々としながら動画編集者をしています!
中には、半年間は死ぬほど働いて、残り半年はバカンスをしている人もいるくらいです。
動画編集を始めるなら副業から始めよう【キツくない】

本サイトでは、まずは副業から動画編集を始めるのを推奨しています。
その理由は3つあります。
- 経済的に余裕ができる
- 簡単にスキルが身につくから
- キャリアの幅が広がるから
最大の理由は、経済的に余裕ができることです。本業で安定した基盤を作ることによって、副業の動画編集に集中できます。
生活がかかっているわけではないため、ブラック案件で消耗する必要もなく、本当に自分が求めている報酬や学びのために仕事を選ぶことができるわけです。
また、動画編集の基本スキルは1〜3ヶ月の短い期間で習得できます。そのため、すぐに副業で稼ぎながら将来的に独立を視野に入れた資金集め・スキルアップが可能となります。

フリーランスになるなら、最初に副業で稼ぐ力を身につけましょう!
副業からなら軽い気持ちで参入できますので、まずは行動してみるのがおすすめです。
動画編集の副業の始め方については、以下の記事で詳しく解説しています。
-
【未経験向け】動画編集の副業の始め方【現役編集者が道のりを語る】
動画編集の仕事はどれくらい稼げるの?

先述のとおり、動画編集の仕事はワーカーのスキルによって稼げる金額がまったく異なります。
動画編集の仕事で稼げる金額
- YouTubeの編集代行:5,000円/1本
- ウェディングムービー作成:15,000円/1本
- Web広告作成:10,000円/1本〜100,000円/1本
- YouTubeのディレクション:200,000円/月
簡単な作業は報酬が低く、必要なスキルが幅広くなるほど報酬が高くなるイメージですね。
ただし、地道な努力とスキルアップさえすれば誰でも稼げるようになるため、他の職業よりもかなり稼ぎやすい部類かと思います。
動画編集者の収入については以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
-
フリーランス動画編集者の収入は?報酬相場や単価を上げるコツも解説
未経験から動画編集を始める方法3ステップ

未経験から動画編集を始める方法は、下記の3ステップがおすすめです。
未経験から動画編集を始める方法
- PC・編集ソフトを用意する
- 動画編集を勉強する
- 初案件を獲得する
それぞれ見ていきましょう。
①PC・編集ソフトを用意する
動画編集は、最低でもPCと編集ソフトが初期投資として必要となります。
気になる投資金額は、
- PC:20万円
- 編集ソフト:3000円/月
と安くはありません。
しかし、案件を獲得すれば簡単に取り戻せる金額なので、まずはコストを気にせずに動画編集に集中できる設備を整えましょう。

僕はPCがMacbook Pro、編集ソフトはAdobe Premiere Proを使っています!
どちらも動画編集界の王道なので、ノンストレスで編集できますよ。
AdobeソフトにはPremiere Proの他にもAfter EffectsやPhotoshopなど、動画編集に必須のツールがたくさんありますが、すべてのAdobeソフトが使えるAdobe CCは、公式サイトだと72,336円/年と高額なのが悩みのタネ…
そんな時の助けになるのが、「Adobe CCを安く購入できる講座」です。ほぼ半額の39,980円でAdobe CCのアカデミック版を買えるので、詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
-
【2022年版】Adobe CCを安く買う方法は?【結論:アカデミック版】

もちろん詐欺ではないし、アカデミック版は機能の制限もないのでご安心を。
また、当サイトではPremiere Proの基本的な使い方を初心者向けに解説しています。質問も受け付けているので、気軽にどうぞ!
-
初心者向け!Adobe Premiere Proの使い方を動画編集の流れに沿って解説
②動画編集を勉強する
環境が整ったら、動画編集の学習を始めましょう。
おすすめの勉強方法は、動画編集スクールに通うことです。スクールでは必要な知識を体系的に学べるため、素早く稼ぐステップに移ることができます。
また、スクールでは第一線で活躍する動画クリエイターの講師がサポートしてくれたり、同じ目標を持った受講生仲間とつながれるのも大きな魅力です。

僕はヒューマンアカデミーで動画編集を学びましたが、独学ならきっと挫折していましたね。
おすすめの動画編集スクール・講座は以下の記事で紹介しています。
-
【評判あり】社会人向け!おすすめ動画編集スクール・講座18選を比較!【口コミ】
③初案件を獲得する
基本的なスキルが身についたら初案件を獲得していきましょう。
最初はクラウドソーシングサービスで、YouTubeの動画編集案件を探すのがおすすめです。
クラウドソーシングサービスとは?
「仕事を探している人」と「仕事を依頼する人」を一致させるプラットフォームのこと。
なぜYouTubeの動画編集案件を取るべきかと言うと、基本的な動画編集スキルさえあればできる仕事だからです。まずは簡単な案件で実績を作ることで、次の案件を獲得しやすくなります。
ちなみに、おすすめのクラウドソーシングサービスは「クラウドワークス」です。日本最大規模のクラウドソーシングで案件数が豊富なので、きっとあなたに合った案件が見つかりますよ!
まとめ:動画編集の仕事はキツくても始める価値がある

本記事では、動画編集の仕事がキツい理由を会社員・フリーランスの視点で解説した上で、それでも僕が続ける理由を解説しました。
本記事のまとめ
- 動画編集の仕事がキツい理由〜会社員編〜
- 労働時間が長い
- 給料が安い
- クセのある人が多い
- 動画編集の仕事がキツい理由〜フリーランス編〜
- 継続案件がないと営業が大変
- 動画編集スキルだけでは稼げない
- クライアントの一声で仕事が増える
- それでも僕が動画編集の仕事を続ける理由
- 仕事が楽しいから
- 将来性があるから
- 仕事をする人を選べるから
- スキルさえあれば稼げるから
- 時間・場所の自由が手に入るから
動画編集はたしかにキツい仕事ですが、間違いなく始めるだけの価値はあります。
もしかしたら、この記事を読んで「自分には動画編集は向いていないかも」と考えた方もいるかもしれません。
しかし、真の意味での向き不向きはやってみないとわからないので、まずは行動しましょう。
現時点の向き不向きは下記で紹介しているので、適正チェックくらいの気持ちで読んでみてください。
-
こんな人はやめとけ!動画編集に向いていない人の特徴7選を徹底解説
今回は以上です。