この記事で解決できる悩み
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当ブログでは「お金・時間・場所に自由を」をコンセプトに、ブログの始め方やノウハウを発信します。僕のプロフィールはこちら。
ブログの記事構成とは、簡単にいうとコンテンツの「設計図」のようなもの。事前にしっかりと作り込むことで、読みやすい&検索上位に表示されやすい記事を書きやすくなります。
とはいえ高品質な記事構成は作るには、正しいやり方を知らなくてはなりません。「具体的な手順は?」「作成時に意識することは?」といった悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、専業ブロガーの僕が『記事構成の作り方』を解説します。誰でもコピーできるGoogleスプレッドシートの「型」も用意したので、最後まで読めばプロ並みの構成を作れるようになりますよ。
紹介するやり方のおかげで、当ブログは月20万PV近くまで成長できました!
ブログ記事の構成案とは?
まずはブログ記事の構成案とは何なのか、どうして作るべきなのかを簡単に紹介します。
①記事の構成案=コンテンツの設計図
ブログ記事の構成案とは、簡単にいうとコンテンツの『設計図』のこと。
下記のような要素を事前に決めて、スムーズに記事を書けるよう準備します。
家を建てるときに設計図が大切なように、記事のクオリティは構成案に左右されます。
記事を上位表示できるか、ひいてはブログで稼げるかを左右するなくてはならない存在です。
②記事の構成案を作る3つの目的
ブログ記事の構成案を作る目的はおもに3つあります。
簡単にまとめると、構成案を作り込むと高品質なブログ記事を書きやすくなります。
構成案を作るのは時間がかかるので、記事を書き始めるまではめちゃくちゃ大変です。
本記事も、1時間近くかけて構成案をつくっています。
しかし事前に方向性を明確にすれば、迷わずスムーズに記事を書くことが可能。ブレのない一貫性のある内容になるため、読者にとって読みやすくSEO的に評価されやすいコンテンツに仕上がるでしょう。
つまりブログで成果を出すために、記事構成の作成はなくてはならない「必須作業」です。
ブログ記事の構成案のテンプレート2つ
続いて、ブログ記事の構成案の鉄板テンプレートを紹介します。
具体的な作り方は次章でまとめたので、完成図のイメージを掴んでおいてくださいね。
①基本の構成テンプレート
ブログ記事は、基本的に3つの要素から構成されています。
記事の構成案では、おもに「本文」をどんな設計にするか考えます。
話題ごとに見出しを設置して、読者ニーズを満たせるだけの「情報量」を含めたり、内容をわかりやすくするために「説明の順序」を整えたりするイメージです。
ブログ記事は、基本的にリード文→本文→まとめの順で書きましょう!
②鉄板の構成テンプレート
鉄板の構成テンプレートとして「結論ファーストにする」という作り方があります。読者は「答え」を求めて記事に訪れるため、ダラダラとした解説は読まない可能性が高いでしょう。
結論を先に、詳細は後にまとめるのがおすすめです!
具体例として、「○○という商品を安く買う方法」に関する記事の構成案を作成してみました。
最初の見出しで「○○を安く買うなら△△」と結論を示していますね!
中上級者向けのテンプレートは、下記のnoteで複数紹介しています。有料(980円)とはなりますが、月100万円ブロガーの知見を外食1回分の価格で買えるので気軽に手に取ってみてくださいね。
\本当は教えたくない構成の型/
※別サイトのnoteに移動するためご注意ください。
ブログ記事の構成案の作り方8ステップ
それでは、ブログ記事の構成案の作り方を見ていきましょう。
今回は、事例として本記事の構成案を完成させる手順を解説します。
また下記のボタンからは、無記入のGoogleスプレッドシートをコピーすることも可能です。
無料ですが、利用するには事前にGoogleアカウントを用意する必要があります。
シートに移動後、画面左上から「ファイル」→「コピーを作成」と進みましょう。
※Excelをご利用の方は、コピー&ペーストで移行してください。
今回はまっさらな状態から解説を進めるため、記事を読みながら一緒に構成を考えてみてくださいね。
前置きが長くなりましたが、本題にはいります。
ブログ記事の構成案の作り方は、大きく分けて下記の8ステップです。
クリックして読みたい項目まで移動!
上記について、1つずつ順番に解説します。
①キーワード選定
最初のステップは「キーワード選定」です。
軸のキーワードを決める
まずは狙うジャンルに合わせて、軸となるキーワードを決めます。
たとえば、「Twitterの伸ばし方」のブログなら「Twitter」が軸キーワードです。
今回は、ブログに関する情報発信をすると仮定して「ブログ」を軸キーワードとしました。
※まだブログテーマ(ジャンル)が決まっていない方は、先に『【初心者向け】稼げるブログテーマの決め方5ステップ【収益化のコツ】』をご覧ください。
検索ボリュームを調査する
月間の検索ボリューム(検索数)は、無料ツールのラッコキーワードで調べるのが一般的です。
ラッコキーワードに移動したら、先ほど決定した軸キーワードを検索します。
すると[ブログ 構成][ブログ 構成案 作り方]のように、複合語から成り立つキーワードが表示されます。
上記の検索ボリュームを調べますが、大きく分けて2つの進め方があります。
検索ボリュームは超重要なデータなので、個人的には前者をおすすめします!
ラッコキーワードの無料&有料の検索ボリュームの調べ方について、詳しくは下記記事をご覧ください。
ラッコキーワードの使い方を完全攻略!登録〜検索ボリュームの調べ方!
執筆キーワードを決定する
ラッコキーワードの有料版を使うと、下記のように検索数がまとめて表示されます。
上記から、今回は[ブログ 構成]のキーワードで記事を書くことにしました。他にも関連性のある複合キーワードがいくつか見つかったので、まとめて記事構成のテンプレートに記載しておきます。
以上で、キーワード選定のステップは完了です!
今回はざっくりと説明しましたが、本来キーワード選定は時間をかけるべき重要項目となります。詳しくは『【初心者向け】SEOキーワード選定のやり方5ステップ【探すコツ】』をご覧ください。
②想定読者の定義
続いて、記事を届けたい想定読者を定義します。
想定読者をイメージすれば、正しく読者ニーズを理解することが可能。
読者の悩みを解決できる、高品質なコンテンツを作りやすくなるでしょう。
今回は、下記のような想定読者を設定しました。
上記の情報をまとめて、スプレッドシートの「ターゲット」の欄に記載します。
ちなみに想定読者を設定するときは、キーワードを検索するユーザーの顔を思い浮かべるのがおすすめ。過去の自分や家族・友人など身近な存在なら、どんなことに悩んでいるかイメージしやすいでしょう。
この想定読者は「ペルソナ」とも呼ばれます。詳しい設定方法は下記記事をご覧ください。
ブログのペルソナの作り方は?月100万円ブロガーがわかりやすく解説!
③読者ニーズの設定
続いて、定義した想定読者のニーズを設定します。
検索ニーズは2種類あり、それぞれを深掘りすることが大切です。
今回は、[ブログ 構成]と検索する想定読者のニーズを下記のように設定しました。
[ブログ 構成]の検索ニーズ
- ブログの記事構成の作り方を知りたい(顕在ニーズ)
- ブログ記事を上位表示させて稼ぎたい(潜在ニーズ)
ちなみに潜在ニーズを考えるときは、下記のような視点を押さえるのがおすすめです。
思いつかないときは、検索上位の競合を見たりYahoo!知恵袋を活用したりしましょう。
記事構成の根幹部分なので、時間をかけてじっくり考えてくださいね。
④競合サイト調査
続いて、競合サイトを徹底的に調査して下記シートを完成させます。
記事構成のGoogleスプレッドシートの2ページ目をご覧ください!
ブログ運営は、ライバルたちと検索上位を奪い合う陣取りゲーム。
アクセスを集めるには、競合より高品質なコンテンツを作らなくてはなりません。
そのため下記の流れで競合調査をして、競合サイトを丸裸にしてしまいましょう。
ちなみに今回は検索上位の5記事を調べますが、余裕があれば10記事くらいチェックしてくださいね。
タイトル&URLを書き出す
まずは、検索上位記事の記事タイトル&URLを書き出します。
実際に[ブログ 構成]と検索して、競合サイトから抽出してきました。
入力できたら、次のステップに進みましょう!
狙っているキーワードを抽出する
次に、競合サイトが狙っている検索キーワードを調査します。
調査時は、ruri-coという無料ツールを活用するのがおすすめです。
ruri-coに移動したら、狙っているキーワード(今回は[ブログ 構成])を検索します。
検索結果にて、画面上部の「タイトルへのKWD使用状況」をクリックします。
すると、競合サイトが上位表示されている他キーワードが表示されました。
あとは表示された情報を、Googleスプレッドシートに書き写すだけです。
キーワード選定で気づかなかったキーワードに気づけたりしますよ!
見出し構成を抽出する
競合記事の本文が、どんな見出し構成で書かれているか調査します。
順番に目視してもOKですが、ラッコキーワードと同社が提供する見出し(hタグ)抽出が便利です。
使い方は簡単。ツールを開いたら、画面左側の検索欄にキーワードを入力しましょう。
ラッコの見出し(hタグ)抽出では、競合記事の文字数もチェックできます!
見出しを抽出したら、記事構成のスプレッドシートに書き写してください。
すべての上位記事に含まれている見出しは、必ず満たさなくてはならないニーズといえそうですね。
満たしているニーズを分析する
次に、上位記事が満たしているニーズを分析します。
実際に上位記事を見ながら、その記事が解決している読者の悩みを構成案に書き込みましょう。
読者ニーズを「顕在ニーズ」「潜在ニーズ」に分類してまとめるのがポイントです。
不足しているニーズを分析する
最後に、上位記事が満たせていない読者ニーズを調査します。
他記事にSEO順位で勝つには、他がカバーしていない読者ニーズを満たす必要があるからです。
各記事を比較したり、自分なりに満たすべきニーズを考えて構成案に書き込んでみましょう。
以上で、競合サイトの調査は完了です。
ここまでの5ステップで、下記のような競合調査シートが完成しました。
ここからは、調査内容をもとに記事構成を作り込んでいきます。
⑤記事方針の決定
続いて、調査情報をもとに記事方針を決定します。
想定読者・ニーズを再設定する
先ほどの競合調査で、自分では思いつかなかったアイデアを得られた方も多いでしょう。
そこで改めて想定読者や読者ニーズを考えて、記事構成のスプレッドシートに記入してください。
「再設定するなら、先ほどの想定読者・ニーズの仮設定は不要では?」と考えるかもしれません。しかし仮設定しないで競合調査をすると、考え方が引っ張られて自分のアイデアが出づらくなります。
上記のやり方なら、自分のアイデア+競合のアイデアから想定読者やニーズを設定できるわけです。
上位記事との差別化案を考える
次に、上位記事との差別化案を考えましょう。
他記事と同じニーズを満たすだけでは、オリジナルに勝てないからです。
先ほどの競合調査で、他サイトの「満たしているニーズ」「満たせていないニーズ」がわかったので、それを元に記事構成のスプレッドシートに追記してみてください。
Googleは似た記事を上位表示しないので、他記事と差別化してSEO順位を高めましょう。
記事タイトルを設定する
最後に、記事タイトルを設定します。
下記ポイントを意識しながら、検索結果でクリックされやすい魅力的なタイトルを考えましょう。
今回は、下記のような記事タイトルを設定しました。
記事タイトルの付け方について、詳しくは下記記事をご覧ください。
【具体例あり】読者の目を引くブログ記事タイトルの付け方11選!
⑥本文の見出し作成
いよいよ、ブログ記事「本文」の見出しを作成します。
見出しを設定する
まずは、記事の見出しを設定します。
下記のポイントを抑えて、読者の顕在ニーズ・潜在ニーズを満たす見出し構成を考えましょう。
今回の[ブログ 構成]の場合、下記のような構成を作成しました。
本文構成を作るときは、徹底的に読者ファーストを意識してください。「どんな順番で情報を知りたいのか?」「不要な情報を伝えてないか?」と自問自答しながら、とことん読者に寄り添いましょう。
見出しの作り方について、詳しくは下記記事でまとめています。
初心者向け!SEOに強いブログ記事の見出し(h1/h2/h3)の作り方!
具体的なコンテンツ内容を考える
次に、各見出しのコンテンツ内容を考えましょう。
本文を書くまえに内容を考えることで、ライティング作業をスムーズに進められます。
コンテンツ内容を考えるときは『PREP法』を意識するのがおすすめです。
上記を「型」を意識すれば、読者にとってわかりやすいコンテンツに仕上がりますよ。
今回は、下記のように記事構成をまとめました。
こちらから、記事構成のスプレッドシートを閲覧できます!
以上で、ブログ記事「本文」の見出し作成は完了です。
⑦リード文・まとめ作成
続いて、ブログ記事の「リード文」「まとめ」の内容を、下記シートにまとめます。
こちらのテンプレートの3つ目のシートを参照してください!
リード文に書くことを決定する
まずは、リード文に書くことを決定します。
読者を本文に誘導するために、ポイントをおさえて『読者に刺さるリード文』を考えましょう。
今回は、下記内容のリード文を書くことにしました。
リード文の書き方について、詳しくは下記記事をおご覧ください。
書き出しで心を殴れ!リード文の書き方を例文&テンプレート付き解説
まとめに書くことを決定する
次に、まとめに書くことを決定します。
記事を最後まで読んでくれた読者を『離脱させないまとめ』を考えてみてください。
今回は、下記内容のまとめを書くことにしました。
まとめの書き方について、詳しくは下記記事で紹介しています。
ブログ記事の「まとめ」の書き方を簡単攻略【例文&テンプレート付】
⑧記事全体の流れチェック
最後に、作成した文章構成を見ながら記事全体の流れをチェックしましょう。
具体的には、下記項目を重点的に確認してみてください。
違和感のある箇所を修正すれば、ブログ記事の構成案の作成は完了です!
お疲れまでした!
構成案ができたら記事を書いてみよう!
構成案が完成したら、さっそくブログ記事を書いてみましょう!
とはいえ構成案を作り込んでいれば、あとはコンテンツ内容を肉付けするだけです。
ライティングのコツは、事前に決めたターゲットに手紙を書くイメージをすること。
想定読者に刺さる文章・言葉遣いで記事を書けるので、ぜひ実践してみてください。
途中で記事を書く手が止まったら、「相手はどんな質問をしてくるかな?」と架空の会話をイメージするのがおすすめです!
その他、ブログ記事を書く流れやコツについては、下記記事で詳しくまとめています。
【初心者向け】ブログ記事の書き方5つの手順・12のコツ【マニュアル】
ブログ記事の構成案を作る注意点3つ
最後に、ブログ記事の構成案を作るときの注意点を紹介します。
クリックして読みたい項目まで移動!
上記について、1つずつ順番に解説します。
①結論ファーストを意識する
1つ目は、結論ファーストを意識することです。
Google検索をするユーザーは、「できる限り早く悩みを解決したい」と考えています。
そのため結論の提示が遅い記事はすぐに離脱して、他記事に移動してしまうんですよね。
結論ファーストは、
- 見出し
- ライティング
の作成時に意識してください。
伝えたいことが伝わりやすく、最後まで読まれる記事を書けるようになりますよ。
②記事に書きたいことを書かない
2つ目は、記事に書きたいことを書かないことです。
読者には、「自分の悩みを解決する」という明確な目的があります。
厳しい現実ですが、運営者の「書きたいこと」には興味がありません。
本記事の内容が「昨日の夕飯」だったら、誰もここまで読んでいないはず…
ブログは読まれてナンボなので、読者ファーストの姿勢を徹底してください。
③1つの見出しはコンパクトにする
3つ目は、1つの見出しをコンパクトにすることです。
最近は、ほとんどの読者がスマートフォンからブログ記事を読んでいます。ダラダラと本文が続くと、スクロールが大変でストレスを与えてしまう可能性が高いです。
1つの見出しは300〜500字を目安に、超えそうなときは見出しを加えるのがおすすめです。
以上、ブログ記事の構成案を作るときの注意でした!
まとめ:構成案でブログの記事質は決まります
今回は、ブログ記事の構成案の作り方を解説しました。
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上記の流れで文章構成を作るれば、読みやすく検索上位に表示されやすいコンテンツを作成可能。記事質のは文章構成に左右されるので、ぜひ本記事を読みながらくり返し実践してくださいね。
また下記のnoteでは、ブログで月100万円以上を稼いでいる僕が活用する構成テンプレートをまとめています。有料(980円)にはなりますが、格安に抑えているのでぜひ手に取ってみてくださいね。
\本当は教えたくない構成の型/
※別サイトのnoteに移動するためご注意ください。