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【簡単】Premiere Proで書き出しができない!5つの原因と対処法を解説

【簡単】Premiere Proで書き出しができない!5つの原因と対処法を解説

この記事で解決できる悩み

  • Premiere Proで書き出しができない…
  • そもそも書き出し画面が表示されない…
  • 対処方法を分かりやすく教えて!

本記事の信頼性

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書き出しは、動画編集において必須の作業です。時間をかけて編集した動画は、書き出すことでようやく人に共有できる動画データとなります。

しかし、たまに「書き出しができない」といったトラブルに遭遇することがあります。納期前などにこのようなトラブルが発生して悩んでいる方も多いかもしれません。

うーご

僕はクライアントへの納品前に初めて書き出しができない経験をしましたが、本当に焦りました。

そこで、本記事ではPremiere Proで書き出しができない5つの原因・対処法を分かりやすく解説します。

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Premiere Proの書き出しができない!最初にやるべきことは?

Premiere Proの書き出しができない!最初にやるべきことは?

Premiere Proの書き出しができない時は、最初に以下の2つを試してみてください。

書き出しができない時にまずやるべきこと

  • Premiere Proを再起動する
  • Media Encorderで書き出す

それぞれ解説します。

①Premiere Proを再起動する

まず最初に、Premiere Proを再起動しましょう。

再起動をすることでエラーが解消されたり、エラーメッセージが表示されて原因が特定できることがあるため、その後の対応を迷わずに進められる可能性があります。

②Media Encorderで書き出す

Adobe Media Encoderを利用している方は、Media Encoderによる書き出しを試してみましょう。

※利用していない方は、この項目はスキップでOKです。

まず、「ファイル」→「書き出し」→「メディア...」で書き出し設定ウィンドウを表示させた後、「キュー」ボタンをを選択してください。

すると、Media Encoderが起動します。

右上にある三角の「再生ボタン」を押すと書き出しができますので、クリックしましょう。

上記の2つの方法で解決できない場合は、本格的に書き出しエラーの対策が必要です。

Premiere Proで書き出しができない5つの原因と対処法

Premiere Proで書き出しができない5つの原因

Premiere Proで書き出しができない原因は、主に5つあります。

書き出しができない原因

  • シーケンスが選択されていない
  • 「I/O Error」と表示される
  • 素材に問題がある
  • 書き出し設定に問題がある
  • PCのディスク容量が足りない

それぞれの対処法を含め、詳しく解説します。

【原因①】シーケンスが選択されていない

「書き出し設定の画面が表示されない」といったケースは、シーケンスを選択していないことが原因である可能性が高いです。

Premiere Proは、一つのプロジェクトの中でいくつもの動画を作成できます。そのため、書き出す時には対象となる動画の選択が必須です。

Premiere Proで動画を書き出すときは、「ファイル」→「書き出し」→「メディア…」と進み、書き出し設定の画面を表示(ショートカットキー:Command + M)させますが、そのためには以下の3つを選択しなくてはなりません。

  1. タイムライン
  2. シーケンス
  3. プログラム画面

選択のやり方ははクリックするだけです。タイムラインが青枠で囲まれていれば、選択ができているサインとなります。

上記を確認後、再度書き出してみましょう。

【原因②】「I/O Error」と表示される

書き出しを実行した時に、「I/O Error」と表示されることがあります。この場合は、書き出すフォルダを変更することでエラーの解消が可能です。

書き出し設定画面の「出力名」に表示されている青文字をクリックしてください。

出力先が正しく設定されていることが確認できれば、エラーは解消されます。

【原因③】素材に問題がある

動画編集で使用した素材に問題があることから、書き出しができないケースもあります。

このケースは、さらに2つの原因に分かれます。

  1. 素材がオフラインである
  2. サードパーティ製のエフェクトを素材に使用している

それぞれ見ていきましょう。

1.素材がオフラインである

動画の再生画面に「メディアオフライン」と表示されている場合、素材がオフラインであることが書き出しができない原因となっている可能性があります。これは、使用した素材が削除されていたり、外部USB・外付けHDに問題がある時に生じるエラーです。

そのため、まずは外部USB・外付けHDの接続を確認しましょう。

また、このエラーはファイルを削除せずとも、素材のフォルダ移動によって発生することがあります。Premiere Proを再起動すると「メディアをリンク」のウィンドウからファイルの場所を指定できるため、再設定してみてください。

以上が素材がオフラインである場合の対処方法となります。

2.サードパーティ製のエフェクトを素材に使用している

サードパーティ製のエフェクトとは、Adobe公式で配布されていないエフェクトのことです。インターネットでは、Premiere Proで利用できるエフェクトが配布されていますが、中には最新版のPremiere Proに対応していない古いエフェクトも存在します。

そのため、サードパーティ製のエフェクトを使用している場合は、該当のエフェクトを無効にして書き出してみましょう。

やり方は、エフェクトのかかった帯を選択後、エフェクトコントロールパネルの該当エフェクト左にある「fx」マークを左クリックするだけです。

どの帯が原因なのかを特定する作業は手間がかかりますが、コツコツと確認してみてください。

【原因④】書き出し設定に問題がある

Premiere Proの書き出し設定に問題があることから、書き出しができないケースもあります。

対処方法は以下の2つです。

  1. エンコーディング/デコーディングを有効にする
  2. レンダラーを変更する

それぞれ見ていきましょう。

1.エンコーディング/デコーディングを有効にする

エンコーディング/デコーディングはHDDの高速処理の時に用いられる、動画を記号化のことです。書き出し設定の形式が、H.264かHEVCの場合は、この項目の設定が必要となります。

まず、「編集」→「環境設定」→「メディア」を選択します。

一番下の2つの項目にチェックを入れて、Premiere Proを再起動してください。

以上でエンコーディング/デコーディング設定は完了です。

2.レンダラーを変更する

GPUが搭載されたパソコンを利用している場合、この項目を変更すれば書き出しエラーが解決することがあります。

そのため、書き出しで利用する設定を「GPU→CPU」もしくは「CPU→GPU」に変更してみましょう。

まず、「ファイル」→「プロジェクト設定」→「一般...」の順に選択します。

「ビデオレンダリングおよび再生」の項目にあるレンダラーを変更してみましょう。

以上でレンダラーの変更は完了です。

【原因⑤】PCのディスク容量が足りない

書き出す動画ファイルは、大容量であることが多いです。そのため、PCのディスク容量が足りずに書き出すことができないパターンもあります。

そのため、まずはPCの空き容量の確認をしてください。その上で、書き出し設定のウィンドウに表示される「予測ファイルサイズ」の数値を書き出すことができるかチェックしましょう。

ドライブが複数ある場合は、出力名の青い文字をクリックして出力先を変更すれば完了です。

また、Premiere Proを頻繁に使う方は、メディアキャッシュファイルが溜まっている可能性があります。

容量を圧迫する原因となるため、「編集」→「環境設定」→「メディアキャッシュ」を選択し、「メディアキャッシュファイルを削除」を実行しましょう。

以上がPremiere Proで書き出しができない5つの原因と対処方法となります。

それでも書き出しができない時はPCのスペックを見直そう

それでも書き出しができない時はPCのスペックを見直そう

上記の方法でも書き出しができない場合は、PCのスペックが不足している可能性が高いです。

Adobe社は、Premiere Proの推奨スペックを以下のように定めています。改めてスペックが足りているか確認しましょう。

プロセッサー(CPU)Intel® 第 7 世代以降の CPU、または AMD Ryzen™ 3000 シリーズ以降の CPU
OSMicrosoft Windows 10(64 ビット)
メモリHD メディアの場合は 16 GB の RAM
4K メディア以上の場合は 32 GB
HDDまたはSSDアプリのインストールおよびキャッシュ用に内蔵高速 SSD
メディア用に追加の高速ドライブ
画像解像度1,920 x 1,080 以上
グラフィックボード4GB以上のGeforceまたはAMDのグラボ
参照:Premiere Proの必要システム構成

PCは、動画編集において最もお金をかけるべきツールです。

良いスペックのPCを導入することで、作業効率が圧倒的に改善されます。

その結果、たくさんの仕事をできるようになって稼げる金額も大きくなるため、先行投資と割り切るのがおすすめです。

うーご

ちなみに、僕はMacbook Proを使っています!

高い買い物でしたが、かなり快適に作業できているので本当によかったです。

まとめ:書き出しのエラーをなくして快適に動画編集をしよう

まとめ:書き出しのエラーをなくして快適に動画編集をしよう

本記事では、Premiere Proで書き出しができない5つの原因と対処法を解説しました。

書き出しができない原因

  • シーケンスが選択されていない
  • 「I/O Error」と表示される
  • 素材に問題がある
  • 書き出し設定に問題がある
  • PCのディスク容量が足りない

書き出しのエラーが発生すると、せっかく時間をかけて編集した動画を人に見せることができません。

初めてこのような状態になると、昔の僕のようにパニックになってしまう方もいるでしょう。

しかし、書き出しのエラーは原因を1つずつ調べれば解決できるケースが多いため、落ち着いて対応することが重要です。

ぜひエラーを解消して、快適な動画編集ライフを送りましょう。

今回は以上です。

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うーご

歴3年の専業ブロガー|月18万PV&最高103万円/月の「副業フリー」を運営中|企業メディア(月500万PV)のSEOマーケターやWebライタースクールの講師経験あり|動画クリエイター活動は休止中|Google検索で見つからないブログ情報はnoteにまとめています

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