この記事で解決できる悩み
- 書き出した動画の容量を小さくしたい
- Webサイトに載せる動画を軽量化したい
本記事の信頼性

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容量の大きい動画ファイルには、「書き出しに時間がかかる」「Webサイトに載せるとページ全体が重くなる」などさまざまなデメリットがあります。
そのため、「もっと動画ファイルを軽量化したい」と悩んでいる方も多いことでしょう。
この記事ではPremiere Proで書き出した動画のデータ容量を小さくする方法を解説します。ちょっとした設定をするだけでOKなので、ぜひ実践してみてください。

それでは本題に入ります。
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Premiere Proで書き出した動画の容量を小さくする5ステップ
Premiere Proで書き出した動画の容量を小さくする方法は以下の5ステップです。
動画のデータ容量を小さくする方法
- 書き出し設定画面を開く
- プリセットを中速ビットレートにする
- 大きさを変更する
- ターゲットビットレートを指定する
- 書き出し後のデータ容量を確認して書き出す
今回は、軽量化前のサイズが51MBの動画ファイルを例に解説します。
①書き出し設定画面を開く
まずは、書き出し設定画面を開きます。
書き出したいタイムラインを選択した状態で、「ファイル」→「書き出し」→「メディア」の順で進んでください。(ショートカット:Command + M)
これで書き出し設定画面を開くことができました。
②プリセットを中速ビットレートにする
書き出し設定画面を開いたら、形式の項目を「H.264」に設定してください。この設定は、ほぼすべての動画に適用できるため、覚えておいて損はありません。
次に、プリセットの項目を「ソースの一致 - 中速ビットレート」に変更しましょう。
ビットレートとは?
1秒間に処理されるデータ量のこと。「ソースの一致 - 高速ビットレート」を選択するとファイルサイズが大きく、「ソースの一致 - 中速ビットレート」を選択すると小さくなる
※動きの多い動画はビットレートを下げるとノイズが目立つため注意。
③大きさを変更する
画面の大きさを変更します。
まずは「ビデオ」のタブにある基本ビデオ設定から、幅・高さの項目のチェックを外してください。すると、大きさの変更ができるようになるため、現状の値よりも小さく設定しましょう。
ちなみに、幅・高さの右側には鎖マークのボタンがあります。このマークをクリックすると動画の縦横比をキープしてくれるため、基本的には有効にしてから数値を変更するのがおすすめです。
④ターゲットビットレートを調整する
「ビデオ」のタブから、ターゲットビットレートを調整できます。
これは、先ほどプリセットで「高速」「中速」の選択をしたビットレートをさらに自由に調整できる機能で、数値を低くすることで1秒あたりのデータ容量を小さくできます。
ただし、数値が低すぎるとノイズが目立ってしまうため、やりすぎには注意が必要です。
⑤書き出し後のデータ容量を確認して書き出す
最後にデータ容量がどれくらい小さくなったのか確認します。
書き出し設定の下に「予測ファイルサイズ」という項目があるため、ここで書き出す動画のデータ容量が確認できます。
今回は51MB→11MBになったので、約5分の1に軽量化できましたね。
あとは「書き出し」ボタンをクリックすれば完了です。

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Premiere Proで書き出した動画の画質が悪い時の対処法は?

書き出した動画の容量を小さくできたはいいものの、
- 画面サイズの小さくしすぎ
- ビットレートの数値を低くしすぎ
などの理由により画質が悪くなることは多々あります。
そんな時は、以下の3つのポイントを確認してください。
画質が悪い時のチェックポイント
- シーケンス設定
- スケールの変更
- プロキシの解除
- 書き出し設定
上記を最適化することで、ある程度書き出し後の画質をよくすることが可能です。
また、下記の3つのエフェクトを活用すれば動画を綺麗に見せられるため、合わせて覚えておきましょう。
動画を綺麗に見せるエフェクト
- ブラー
- シャープ
- ミディアン
詳しくは以下の記事で解説していますので、参考にしてみてください。
参考記事>>Premiere Proで書き出した動画の画質が悪い!【7つの対策&テクニック】
まとめ:Premiere Proで動画のデータ容量をできる限り小さくしよう

この記事では、Premiere Proを使って動画のデータ容量を小さくする方法を紹介しました。
動画のデータ容量を小さくする方法
- 書き出し設定画面を開く
- プリセットを中速ビットレートにする
- 大きさを変更する
- ターゲットビットレートを指定する
- 書き出し後のデータ容量を確認して書き出す
動画のデータ容量はできる限り小さくするのがおすすめです。
容量の大きい動画ファイルは、
- Webサイトが重くなる
- 書き出しが遅い
- アップロードが長い
などのデメリットがあります。
ただし、小さくしすぎは動画のクオリティを下げてしまう恐れがあるため、その点は注意しましょう。
今回は以上です。