この記事で解決できる悩み
- 大量のテロップの処理に時間がかかる
- Premiere Proでの効率的な入れ方を教えて!
本記事の信頼性
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動画編集において、テロップ挿入は時間のかかる大変な作業です。動画が長くなるほど大量のテロップを挿入しなければならないため、「もっと効率的な入れ方を知りたい」と悩んでいる方も多いと思います。
そこで、この記事ではPremiere Proによるテロップ挿入を効率的にする方法を4つ紹介します。それぞれ初心者にもわかりやすく解説するので、ぜひ自分に合った方法を覚えてみてください。

それでは本題に入ります。
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Premiere Proの使い方を学ぶならスクール・講座もおすすめです。わからないことがある度に検索するのは大変なので、興味のある方は下記を参考にどうぞ。
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【2022年】Adobe Premiere Proを学べるオンラインスクール・講座7選!
Premiere Proにおける効率的なテロップの入れ方4つ

Premiere Proにおいて、効率的なテロップの入れ方は主に4つあります。
この記事で解決できる悩み
- Premiere Proの自動文字起こし機能を使用する
- エッセンシャルグラフィックスを使用する
- レガシータイトルを使用する
- Photoshopを使用する
それぞれ解説します。
①Premiere Proの自動文字起こし機能を使用する
1つ目に紹介するのは、Premiere Proの自動文字起こし機能を使用したテロップ挿入方法です。
この方法は超おすすめなのですが、新しい機能ということもあり使用することに抵抗がある方もいるでしょう。
なので、こちらのテロップの入れ方については別の記事で紹介します。下記で詳しく解説しているので、興味のある方はぜひご覧ください。
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Premiere Proの自動文字起こし機能がやばい!【Vrewと比較してみた】
②エッセンシャルグラフィックスを使用する
2つ目に紹介するのは、エッセンシャルグラフィックスを使用したテロップ挿入方法です。
まずは、原本となるテロップを入力します。
ツールパネルの中から「横書き文字ツール」をクリックして、任意の文字を入力しましょう。

次に、挿入したテロップをダブルクリックしてください。
すると、エッセンシャルグラフィックスのパネルが表示されます。
ここでは、
- 文字の大きさや位置
- 文字の透明度
- 文字の書式
- 文字や文字の縁の色
- 背景の有無
- 背景の色や透明度
などの編集が可能です。


原本となるテロップの挿入&編集が完了したら、テロップの一番終わりにカーソルを合わせてください。
すると、カーソルが赤い矢印に変わるので、クリックしながらテロップの終了地点までドラッグします。

次に、長さを伸ばしたテロップを複数のテロップに区切ります。
テロップがあるクリップのトラック番号をクリックしてください。これで青色に表示されたクリップのみに編集が適用されるようになりました。

そして、動画を再生してテロップの内容を切り替えたいタイミングで編集点を追加します。
「編集点の追加」はcommand + Kのショートカットキーで実行できるので、覚えておきましょう。

編集点の追加が終わったら、あとは各テロップをダブルクリックしてテロップ内容を変更すればOKです。



以上がエッセンシャルグラフィックス使った効率的なテロップの入れ方です!
③レガシータイトルを使用する
3つ目に紹介するのは、レガシータイトルを使用したテロップ挿入方法です。
まず、テロップを作る前にGoogleドキュメント・Googleスプレッドシート・Excelなど使いやすい文書ツールにテキストを書き出します。

ちなみに、Googleドキュメントの場合は「ツール」から「音声入力」を選択できます。多少の修正は必要ですが、ほぼ映像を流すだけでテキストを書き出せるので便利です。


テロップのテキストが用意できたら、Premiere Proのメニューバーから「ファイル」→「新規」→「レガシータイトル」の順で進みます。

以下のウインドウが開くので、任意の名前をつけて「OK」ボタンをクリックしてください。

すると、好みのテキストやフォントを選べる画面が表示されます。
これでテロップ作成が完了しました。

作成したテロップはプロジェクトエフェクト内に保存されるので、ドラッグ&ドロップでタイムラインパネルに挿入しましょう。

テロップを挿入するクリップを選択して、Windowsは「Alt 」Macは「Option 」 を押しながらドラッグして、クリップのコピーを作成してください。
これで、複製した各クリップの編集ができるようになったので、各クリップの縁部分をドラッグしてテロップを表示させる長さに合わせましょう。

あとは、先ほど作成したテキスト一覧をコピー&ペーストでひとつひとつのレガシータイトルに割り当てれば完了です。


以上がレガシータイトルを活用した効率的なテロップの入れ方です!
④Photoshopを使用する
3つ目に紹介するのは、Photoshopを使用した方法です。
まずは、ExcelやGoogleスプレッドシートなど、csv形式で書き出しできるツールにテロップ内容を入力します。

この時、ExcelやGoogleスプレッドシートのA1セルにはテロップは入力せずに、任意の文字列を入力します。ここでは、仮に「test001」と入力しておきましょう。
入力が終わったら、csv形式で書き出しを実行します。


次に、Photoshopで新規ファイルを作成します。
設定はテロップを挿入する動画と同じ画面サイズ、カンパスカラーは透明にしましょう。

新規ファイルが開けたら、横書き文字ツールで仮のテロップを作成します。

ここで仮のテロップを入力するのですが、長いテロップにも対応できるように2列入力しておきましょう。

作成が終わったら「イメージ」→「変数」→「定義」の順でクリックしてください。

下記の画面が開くので、「テキストの置き換え」の欄に先ほどExcelやGoogleスプレッドシートで作成したファイルのA1に入力したものと同じ文字(ここではtest001)を入力して、「OK」ボタンをクリックします。

次に、「イメージ」→「変数」→「データセット」順でクリックします。

下記のウインドウが開いたら「読み込み」をクリックして、先ほど作成したcsvファイルを読み込みます。

作成したテロップが読み込まれ、◀️▶︎をクリックするとそれに合わせてPhotoshopで作成したテキストが反映されます。
反映されていることが確認できたら「OK」ボタンをクリックしましょう。

続いて、「ファイル」→「書き出し」→「データセットからファイル」の順でクリックします。

下記のウインドウが開くので、任意の名前で保存します。

下記のように作成したテロップが全て個別のpsdファイルで保存されるので、Premiere Proに読み込んでいきます。

あとは読み込んだpsdファイルをテロップとして使用すれば、挿入が完了します。


以上がPhotoshopを活用した効率的なテロップの入れ方です!
ただし、この方法はめちゃくちゃ効率的な反面、Premiere ProとPhotoshopの2つのAdobeソフトを利用できることを前提としています。
Adobeソフトを2つ使うなら、単品よりもすべてのAdobeソフトが使えるAdobe CCの方がお得ですが、それでも公式サイトだと年72,336円かかるのでかなり高価です。
しかし、実はAdobe CCには公式サイトのほぼ半額で購入する方法があります。詳しいやり方は以下の記事で紹介しているので、参考にしてみてください。
-
【2022年版】Adobe CCを安く買う方法は?【結論:アカデミック版】
Premiere Proのショートカットキーを使ってさらにテロップ挿入を効率化しよう!

ここまでPremiere Proにおける効率的なテロップの入れ方を紹介してきましたが、ショートカットキーを活用することでさらにテロップ挿入を効率化できます。
Premiere Proのショートカットキーは自由にカスタマイズできるため、自分の使いやすい設定にすることが可能です。
たとえば、僕は「編集点の追加」のショートカットキーを、デフォルトの「Command + K」から「E」に変更しています。本当によく使う機能なので、左手でとっさに押せる配置にした形ですね。

人によって好みは異なるので、自分に合ったカスタマイズを探し続けましょう!
ショートカットキーの設定方法やおすすめ設定は以下の記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
-
【最新版】Premiere Proのおすすめショートカットキー|設定方法も解説
効率的にテロップを挿入できるようになったらデザインを意識しよう

効率的にテロップを挿入できるようになった人のほとんどは、次に「デザイン性の高いテロップを挿入したい」といった悩みを抱えます。
なぜなら、いくら効率的にテロップを挿入できてもそれは視聴者には関係ないからです。一流の動画クリエイターになるためには、視聴者に動画の内容をわかりやすく伝え、もっと見たいと思わせるようなテロップを作成できる必要があります。
おしゃれなテロップを入れる方法は以下の記事で紹介しているので、興味のある方はぜひご覧ください。
-
Premiere Proでおしゃれなテロップを入れる方法【エッセンシャルグラフィックス】

効率性×デザインが実現できれば、動画クリエイターとしての時給を上げることができますよ!
まとめ:動画編集で稼ぐためにはテロップ挿入の効率化が超重要

この記事では、Premiere Proにおける効率的なテロップの入れ方を解説しました。
動画編集において、テロップ挿入の効率化は超重要です。もともと時間のかかる作業だけに、少しでも効率化すれば動画1本あたりの編集時間を大きく削減できます。
そして、テロップ挿入の時間を削減した生まれた時間で新たな動画編集案件をとれば、今よりも爆発的に稼ぐことも可能です。
動画クリエイターは時給を上げることが大切なので、ぜひこの記事を参考に効率的にテロップを挿入できるようになりましょう。
今回は以上です。