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本記事の信頼性
当ブログでは「お金・時間・場所に自由を」をコンセプトに、ブログの始め方やノウハウを発信します。僕のプロフィールはこちら。
SEO集客を成功させるカギは、キーワード選定が握っています。
正しくキーワード選定ができないと、本当にコンテンツを届けたいユーザーをサイトに集められません。
そこで今回は、ほぼ100%のSEO集客で専業ブロガーとして活動する僕が、キーワード選定のやり方を解説します。数々のキーワードで検索1位を獲得した選び方を、具体的にまとめてみました。
当ブログの検索1位キーワード例
※依頼いただいた企業サイト様含め、100件近くの1位記事制作に貢献しました。
選定後にすべきことも紹介するので、最後まで読めばキーワード選定でSEO集客成功を目指せますよ。
SEO集客するための記事の書き方について、詳しくは『【初心者向け】ブログ記事の書き方5つの手順・12のコツ【マニュアル】』をご覧ください。
SEOキーワード選定をする理由2つ
SEOにおけるキーワード選定とは、ユーザーが検索するであろう語句を選ぶ作業のこと。
必要な理由は、おもに2つあります。
①ユーザーの悩みを理解できるから
検索キーワードには、ユーザーの課題や疑問があらわれます。
具体例をいくつか見てみましょう。
具体例
- 深夜におつまみを食べたい人が[おつまみ レシピ]と検索する
- 何かの購入を悩んでいる人が[〇〇 評判]と検索する
- おすすめの美容室を知りたい人が[地名 美容室 おすすめ]と検索する
ユーザーは、少しでも「〜が知りたい」「〜を解決したい」と感じたら、すぐに検索します。スマホが広まった現代では、「検索キーワード」=「ユーザーの悩みの塊」といった状態になりました。
SEOキーワード選定をすることで、ユーザーの悩みを正しく理解できるわけです。
②最適なユーザーに記事を届けられるから
SEO集客を成功させるためには、「商品・サービスの利用層が何を検索するのか?」を深く考える必要があります。ターゲットに合わない読者をいくら集めても、成果につながらないからです。
たとえば、デザインスクールの申し込みを増やしたい企業が、
- [プログラミング 始め方](まったく関係ないキーワード)
- [デザイナー 辞めたい](スクール申込みに繋がらないキーワード)
といったキーワードを狙っても意味がありません。
たとえ上位表示できても、受講生は増えなさそうですよね…
対して、下記のようなスクール利用層が検索するキーワードなら、成約数アップにも期待できそうです。
- [デザインスクール おすすめ]
- [デザイナー なりかた]
つまり適切なSEOキーワード選定をすれば、コンテンツを届けたい最適なユーザーを集客できます。
ここからは、SEOキーワード選定のやり方について、具体的に解説します!
SEOキーワード選定のやり方5ステップ
SEOキーワード選定のやり方は、下記の5ステップです。
クリックして読みたい項目まで移動!
ちなみに、今回は下記のようなサイトを事例として紹介します。
※まだサイトテーマが決まっていない方は、『【初心者向け】稼げるブログテーマの決め方5ステップ【収益化のコツ】』を先にご覧ください。
上記の前提のもと、話を進めていきましょう。
①メインキーワードを決める
最初に、SEOキーワード選定の軸となるメインキーワードを設定します。
メインキーワードは1つに絞る必要はないので、思いつく限りのキーワードを並べてください。
今回の『Webマーケティング』を題材にしたサイトの場合、下記のようなキーワードが思い浮かびます。
『Webマーケティング』のメインキーワード
- Webマーケティング
- Web広告
- SEO
- 転職
- フリーランス
思いも寄らないメインキーワードからSEO集客に成功することもあるため、「これは誰も検索しないだろう」といった偏見は捨てて候補を出しましょう。
ちなみに、メインキーワードを考えるときは、下記ツールを活用するのがおすすめです。
お悩み相談系サイトやSNSでは、自分では思いつかないキーワードが見つかります!
②複合キーワードを抽出する
メインキーワードが集まったら、それぞれの複合キーワードを抽出します。
複合キーワードとは、いくつかのキーワードを組み合わせたもの。たとえば、メインキーワードが[Webマーケティング]なら、[Webマーケティング 仕事内容]のようなキーワード該当します。
複合キーワードは、『ラッコキーワード』で簡単に抽出できるので、やり方を見ていきましょう。
※今回は、[Webマーケティング]のメインキーワードを深掘りします。
step
1ラッコキーワードに移動する
まずは、ラッコキーワードに移動します。
step
2メインキーワードを検索する
下記画面が表示されるので、検索欄にメインキーワードを入力してください。
検索欄の虫眼鏡マーク、もしくはキーボードの「Enter」を押すと、次の画面に進みます。
step
3ラッコキーワードに移動する
すると、下記のように複合キーワードの一覧が表示されます。
以上で、複合キーワードを抽出できました。
③検索ボリュームを調査する
次に、取得した複合キーワードの「検索ボリューム(検索数)」を調査します。
検索ボリュームを調査することで、読者にニーズがあるか確認可能です。
Google公式が提供するツール・キーワードプランナーを使ったやり方を見ていきましょう。
他にも、ラッコキーワードの有料プランは便利機能が豊富です。詳しくは『ラッコキーワードの使い方を完全攻略!登録〜検索ボリュームの調べ方!』をご覧ください。
step
1Google広告に移動する
キーワードプランナーは、Googleが提供するツール「Google広告」の機能のひとつです。
そのため、まずはGoogle広告に登録しましょう。
Google広告は、GoogleアカウントさえあればサイトURLなどを入力するだけで始められます。
step
2キーワードプランナーに移動する
Google広告を開いたら、画面右上の「ツールと設定」→「キーワードプランナー」と進んでください。
step
3キーワードボリュームを調査する
下記画面に移動したら、右側の「検索のボリュームと予測のデータを確認する」をクリックします。
ここで、先ほど複合キーワードを検索したラッコキーワードの画面に戻りましょう。
複合キーワードの検索結果のにある「全キーワードコピー(重複除去)」をクリックします。
再びキーワードプランナーに戻り、コピーした複合キーワードを貼り付けて(Ctrl or Command+V)、入力欄の下にある「開始する」をクリックしてください。
下記のような画面が表示されればOKです。
上記の「月間平均検索ボリューム」の列が、求めていた検索ボリュームです。
今回は有料広告を出さない前提で進めているため、下記のような形で検索ボリュームが表示されていますが、有料広告を出すことで10の位までしっかりと確認できます。
有料広告を出さない場合
- 0(-)
- 10~100
- 100~1000
- 1000~1万
- 1万〜10万
検索ボリュームは細かな違いが大切なので、基本的には有料広告を出稿しましょう。
step
4キーワード一覧をダウンロードする
この画面でも検索ボリュームは確認できますが、データ整理のためにダウンロードしましょう。
Excelかスプレッドシートでダウンロードできます。
画面右上にダウンロードボタンがあるので、そこから「Googleスプレッドシート」をクリックしてください。(Excelを使う方は「.csv」をクリック)
下記画面が表示されたら、ファイル名を入力して「ダウンロード」をクリックします。
あとは、ダウンロードしたスプレッドシートを開くと…
キーワード一覧がスプレッドシートに表示されました。
step
5スプレッドシートを整理する
最後に、ダウンロードしたスプレッドシートを整理します。
キーワード選定で必要なのは、「A列:Keyword(キーワード)」「D列:Avg. monthly searches(月間検索数)」の2つなので、それ以外の列はすべて削除してOKです。
※キーワードプランナーで「10〜100」と表示されていた検索ボリュームが「50.0」などと表示されていますが、仕様なので気にする必要はありません。
以上で、キーワードプランナーを使った検索ボリューム調査は完了です。
今回は、例として[Webマーケティング]のメインキーワードのみ調査していますが、実際にはすべてのメインキーワードの検索ボリュームを調査してくださいね。
④不要なキーワードを削除する
抽出した複合キーワード一覧から、執筆しないキーワードを削除します。
削除するか判断する基準は2つです。
削除するキーワードの基準
- 検索ボリュームが50以下である
- サイトの運用目的に適していない
それぞれ解説します。
検索ボリュームが50以下である
まずは、検索ボリュームが50以下のキーワードをすべて削除しましょう。
記事を上位表示させてもアクセスが見込めず、費用対効果が悪いからです。
※キーワードプランナーが無課金だと検索ボリュームが「50・500・5000…」と表示されるため、「0」と表示されているキーワードだけを削除すればOKです。
今回は、検索ボリュームが空白になっている列だけを削除しました。
以上で、ユーザーニーズのないキーワードを削除できました。
サイトの運用目的に適していない
次に、サイトの運用目的に合わないキーワードを削除しましょう。
たとえば、今回の目的となる『Webマーケティング業界専門の転職エージェントのシェア拡大』を前提とした場合、下記のようなキーワードは目標達成に適さないですよね。
運用目的に適さないキーワード
- webマーケティング 論文
- webマーケティング 新卒
- webマーケティング 胡散臭い
ターゲット層が検索しないであろうキーワードを削除します。
成果につながらないキーワードを削除することで、余計な記事を書く工数を削減できるでしょう。
⑤記事執筆の優先順位を決定する
最後に、残ったキーワードの中で、記事を書く優先順位を決めましょう。
上から順に、優先順位が高くなります。
優先順位が高い順序
- 検索ボリュームが多く、成果に繋がりやすい
- 検索ボリュームが少ないが、成果に繋がりやすい
- 検索ボリュームが多く、成果に繋がりにくい
- 検索ボリュームが少なく、成果に繋がりにくい
成果への繋がりやすさを最優先に考えましょう!
たとえば、今回の『Webマーケティング業界専門の転職エージェントのシェア拡大』の場合、下記のようなキーワードはかなり優先順位が高くなるわけです。
優先順位の高いキーワードの例
- [webマーケティング 仕事内容]:検索ボリューム5,000
- [webマーケティング 始め方]:検索ボリューム500
- [webマーケティング 転職エージェント]:検索ボリューム500
あとは、決めたキーワードの優先順位どおりに、コンテンツ作成を進めましょう。
以上、キーワード選定のやり方でした!
SEOキーワード選定の探し方のコツ5つ
SEOキーワード選定のコツは5つあります。
SEOキーワード選定の探し方のコツ
- ロングテールキーワードを狙う
- 「競合が強いから書かない」はNG
- トピッククラスターを意識する
- キラーコンテンツへの流入を目指す
- 同じ検索意図のキーワードを探す
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①ロングテールキーワードを狙う
ロングテールキーワードとは、下記のような複数語で成り立つキーワードのことです。
ロングテールキーワードの例
- [ブログ wordpress 始め方]
- [メンズ 化粧水 おすすめ]
- [ダイエット 炭水化物 20代]
ニッチキーワード・スモールキーワードとも呼ばれます!
ロングテールキーワードは月間検索数が少ないため、上位表示できてもアクセス数はあまり増えません。しかし、それゆえに強豪サイトが狙わない傾向があり、必然的にライバルが弱くなりやすいです。
検索キーワードの種類
特に立ち上げたばかりだと、Googleからブログ・サイトを評価されていません。検索数の多いビッグキーワードを狙っても勝算はあまりないので、まずはライバルに勝てる領域から狙いましょう。
ロングテールキーワードの検索層は、「悩みを解決するために、より具体的な情報が欲しい」と考えています。深みのある独自コンテンツを追求して、Google検索で上位記事を量産してくださいね。
ちなみに、ロングテールキーワードの探し方について、詳しくは『ブログ初心者はロングテールキーワードを狙え!探し方のコツを解説!』で解説しています。
②「競合が強いから書かない」はNG
特に、個人ブログを運営している方からは、「このキーワードは競合サイトが強いから、記事を書くのはやめておこう」といった意見を耳にします。
個人ブログは企業サイトより評価されにくいため、一理はあるかもしれません。
しかし、個人的には「時には競合が強くても、記事を書く必要がある」かなと。
理由は、競合が強いキーワードは、それだけ多くのニーズがあるからです。たしかに上位表示させるのは難しいかもしれませんが、執筆することでサイト全体の専門性を高められます。
逆に、競合が弱いキーワードは、ニーズがほとんどありません。小さな悩みを解決することも大切ですが、それだけでは大衆に受けないブログ・サイトになってしまうでしょう。
そのため、たとえ競合サイトが強くても、必要な記事は書くことを意識してください。
ロングテールキーワードを全体的に書いた後に挑戦するのがおすすめです。
③トピッククラスターを意識する
前述のとおり、当ブログでは競合サイトが強いキーワードでも、積極的に挑戦することを推奨しています。しかし、残念ながら無策で記事を書いても、検索上位を目指すのは難しいでしょう。
そんなときに意識したいのが、「トピッククラスター」です。
トピッククラスターとは、記事を戦略的にまとめて各記事のSEO評価を高める構造。適切に構築することで、読者やGoogleにとってわかりやすく、評価されやすいブログ・サイトを目指せます。
具体的には、下記のように「個別記事」「まとめ記事」を内部リンクでつなぎます。
トピッククラスターとは
例を挙げると、「転職エージェント5選」というまとめ記事があったら、「転職エージェント①〜⑤」の個別記事を内部リンクでつなぐイメージですね。
トピッククラスターの例
上記のように内部リンクを張り巡らせることで、ブログ・サイト全体の検索順位アップを狙えます。
競合が強いビッグキーワード攻略などで有効なので、ぜひ意識してみてくださいね。
④キラーコンテンツへの流入を目指す
SEOにおける「キラーコンテンツ」とは、商品・サービスの販売を目的とするページのこと。魅力的なキラーコンテンツにたくさんのユーザーを集めることで、売上アップを目指せます。
しかし、キラーコンテンツのアクセスを増やすのは簡単ではありません。
キラーコンテンツの上位表示が難しい理由
- 個人ブログの場合
キラーコンテンツになる[商品名][〇〇 おすすめ]といったキーワードは競合が強い - 企業サイトの場合
提供する商品・サービスの名前が、そもそもGoogleで検索されない
上記を解決したい方は、積極的に「集客記事」を活用するのがおすすめです。
集客記事とは、その名のとおり「お客さんを集めるための記事」のこと。まずは集客記事で大量のアクセスを集めて、記事内に掲載したキラーページへのリンクに誘導します。
そのため、キーワード選定をするときは、「キラーコンテンツにつなげられるか」も意識しましょう。
集客記事になるキーワードは、競合サイトが弱くて上位表示しやすい傾向にあります。
ちなみに、集客記事と収益記事(キラーコンテンツ)の書き方について、詳しくは『アフィリエイトで勝てる!集客記事・収益記事の書き方を徹底解説!』をご覧ください。
⑤同じ検索意図のキーワードを探す
異なる検索キーワードでも、ユーザーの検索意図まで異なるとは限りません。
検索意図とは、ユーザーがそのキーワードを検索する「目的」のことです!
具体例をいくつか見てみましょう。
同じ検索意図のキーワード
- [〇〇 料金]
- [〇〇 値段]
- [〇〇 評判]
- [〇〇 口コミ]
- [〇〇 一覧]
- [〇〇 比較]
上記を検索するユーザーは、似たような目的がありそうですよね。
同じブログ・サイトに似た記事があると、Googleからペナルティを課される可能性があります。結果、SEO集客ができないため、同じ検索意図のキーワードは1記事で紹介できるようにまとめましょう。
ちなみに、下記のように近しい内容のキーワードも、1つの記事で狙うのがおすすめです。
1記事で狙うキーワード
- [〇〇 メリット]
- [〇〇 デメリット]
- [〇〇 できること]
- [〇〇 できないこと]
[〇〇 メリット]で1記事書いてもOKですが、ほとんどのユーザーは同時に[デメリット]も知りたいはず。そのため、『〇〇のメリット・デメリットを紹介!』と同時に狙って、読者満足度を高めましょう。
検索意図は、実際に検索すれば調査できます。上位記事はGoogleが「検索意図を満たしている」と評価した記事なので、どのようなキーワードを含めているかを参考にしてみてくださいね。
以上、SEOキーワード選定の探し方のコツでした。
【無料】SEOキーワード選定に役立つツール15選
SEOキーワード選定には、役立つツールがたくさんあります。
無料で利用できるツールをいくつか紹介するので、ぜひ試してみてくださいね。
関連キーワード調査に役立つツール
- ラッコキーワード:無料のキーワード調査ツール(最もおすすめ!)
- Googleサーチコンソール:現状で流入のあるキーワードを確認できる
- Googleサジェスト機能:Google検索窓に自動表示される検索候補
- OMUSUBI:キーワードに対するニーズをマップ形式で閲覧できる
- Yahoo!知恵袋:キーワードに関連するリアルな悩みを調査できる
検索ボリューム調査に役立つツール
- Googleキーワードプランナー:Google公式の検索ボリューム調査ツール
- Ubersuggest:検索数・関連キーワードのほか、競合サイト分析もできる
- aramakijake.jp:検索数のほか、上位表示時の流入見込み数を閲覧できる
- Whatsmyserp:Google Chromeの拡張機能。検索画面で検索数を確認できる
- rishirikonbu.jp:検索数のほか、上位表示時の流入見込み数を閲覧できる
競合調査に役立つツール
- similarweb:競合のSEO情報を網羅的に閲覧できる(最もおすすめ!)
- eMark+:約30万人のモニターから競合のユーザー属性を分析できる
- SEOチェキ:競合が特定のキーワードで何位を獲得しているかわかる
- SEOアクセス解析ツール:競合の改善点もわかる。自社サイト分析にも有効
- Gyro-n SEO:競合サイトの検索順位をチェックできる(3ヶ月間無料)
ちなみに、僕は検索ボリューム調査はキーワードプランナー、関連キーワード調査はラッコキーワード・Googleサーチコンソールを使用しています!
SEOキーワード選定後にすべきこと5ステップ
最後に、SEOキーワード選定後にすべきことを5ステップで紹介します。
SEOキーワード選定後にすべきこと
- 記事構成を作る
- 記事を執筆する
- 検索順位をチェックする
- 検索順位に応じてリライトする
- 定期的にSEOキーワードを更新する
それぞれ解説します。
①記事構成を作る
キーワード選定をしたら、執筆する記事の構成を作りましょう。
記事構成とは、執筆する記事のコンテンツ内容をあらかじめ定めたもの。
たとえば、当ブログでは下記のようにGoogleスプレッドシートにまとめています。
記事構成案の例
事前に記事構成を作成することで、一貫性のある記事を書いたり作業を効率化したりできます。
詳しい作成方法については、『【初心者向け】ブログ記事の文章構成案の作り方【テンプレートあり】』を参考にしてみてください。
②記事を執筆する
構成を作成したら、いよいよ記事を執筆します。
とはいえ構成のとおりにライティングするだけなので、書くことには困りません。読者がスムーズに内容を理解できるよう、読みやすいコンテンツを作ることを意識してください。
読みやすいブログ記事を書くコツについて、詳しくは下記記事でまとめています。
今日から文章力UP!読みやすいブログ記事を書く15のコツ【センス不要】
③検索順位をチェックする
記事を執筆したら、定期的に検索順位をチェックしてください。
ブログ・サイトのSEO順位を高めるためには、常に自分の立ち位置を知る必要があるからです。
SEO検索順位は、チェックツールのRankTrackerを利用するのがおすすめ。毎日自動的に順位を計測できるうえ、競合調査やSEOキーワード選定にも利用できるので、初心者の方もぜひ導入してください。
僕は早い段階で導入しましたが、おかげで効率的に稼げました。
実際のRank Trackerの画面
ちなみに、Rank Trackerの特徴や料金プラン、使い方について、詳しくは『Rank Trackerの使い方は?料金プランや導入方法もわかりやすく解説!』で網羅しています。
④検索順位に応じてリライトする
記事公開から3ヶ月後、検索順位に応じて記事の「リライト」をしましょう。
リライトとは、過去記事の文章や画像を見直して、よりユーザーニーズを満たした記事に書き換える作業のこと。
主に、
- 検索順位を上げる
- CV(成約率)を上げる
- 情報をアップデートする
といった目的で実施されます。
今回は、SEO順位を4パターンに分けて、それぞれのリライト方法を紹介します。
※順位計測はRankTrackerで実施しています。
50位圏外の場合
50位圏外の場合は、記事内容とユーザーの検索意図がズレている可能性が高いです。
記事をリライトしても上位表示できる見込みが薄いため、とりあえずは手を付けずに他記事をリライトしましょう。
ちなみに、どうしても検索結果に表示させたい場合は、リライトせずに新しく記事を書き直した方が上位表示できるケースがほとんどです。
ただし、同じ50位圏外でも、検索意図を満たしているのに競合が強すぎるパターンもあります。
その場合、ブログ・Webサイト全体の評価が低いことが課題なので、他記事で上位表示を狙ってGoogleからの評価を高めましょう。
11位〜50位の場合
11位〜50位の記事は、「ある程度は検索意図を満たせている」とGoogleから判断されている状態です。
そのため、適切にリライトをすることで、検索10位以内も充分に狙えるでしょう。
具体的なリライトの方針としては、「よりコンテンツを充実させること」が基本になります。
たとえば、
- 上位記事にあった自記事にない情報
- 一次情報(体験談)
- その他ユーザーが求めていそうな情報
などを追加するイメージですね。
ただし、検索ボリュームが大きいキーワードは、1記事だけで上位表示することは難しいことがあります。
この場合、先ほど紹介したトピッククラスターなどを意識しながら、関連記事を増やして内部リンクを張り巡らせましょう。
4位〜10位の場合
4位〜10位の記事は、SEO的にも高く評価されており、少しずつアクセスが集まっている状態です。
そのため、ここからは上位10記事によるユーザーの奪い合いです。
具体的な戦略としては、
- 検索意図の深掘り
- 記事タイトルの変更
がメインになるかなと。
検索意図の深掘りは、SEO順位をアップさせるため。そして、記事タイトルの変更は、ユーザーのクリック率を高めることを目的としています。
下記は、検索順位ごとのクリック率の目安なので、定期的に記事のクリック率をチェックして、魅力的な記事タイトルを目指しましょう。(クリック率はGoogleサーチコンソールで確認できます)
1ページ目(1位〜10位)のクリック率
検索順位 | クリック率 |
---|---|
1位 | 13.94% |
2位 | 7.52% |
3位 | 4.68% |
4位 | 3.91% |
5位 | 2.98% |
6位 | 2.42% |
7位 | 2.06% |
8位 | 1.78% |
9位 | 1.46% |
10位 | 1.32% |
ちなみに、記事タイトルの付け方については、下記記事で解説しています。
【具体例あり】読者の目を引くブログ記事タイトルの付け方11選!
1位〜3位の場合
1位〜3位の記事は、SEO順位アップを目的としたリライトは不要です。
なぜなら、3位以上の記事は、
- ドメインの強さ(パワーランクチェックツールで測れます)
- 被リンクの数(他サイトからリンクを掲載してもらった数)
など、自分ではコントロールできない領域で順位が決まるからです。
Googleの評価基準はブラックボックスなので、他にもさまざまな指標がある可能性があります!
そのため、1位〜3位記事のリライトは、
- 記事タイトルの変更
- CVポイントの改善
がメインになるでしょう。
記事タイトルの変更の目的は、前述のとおりクリック率の向上です。
そして、CVポイントの改善とは、ボタン色・装飾・訴求文などを見直して、より多くのユーザーに商品・サービスを購入してもらうことを目的とします。
実際、僕が担当した企業サイトでは、CVポイントを改善しただけで売上が3倍〜5倍ほどアップしたこともありますよ!
そのため、1位〜3位の記事については、「クリック率」「CV率(成約率)」などの指標をGoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールで確認して、月1回程度はリライトをしてみてください。
リライトの優先順位は、「1位〜3位≒4位〜10位>11位〜50位>50位圏外」と考えればOKです。
以上です。
詳しいリライト方法については、『SEOに効果的なブログリライトのやり方は?注意点やタイミングも解説』で解説しています。
⑤定期的にSEOキーワードを更新する
SEOキーワードは、3ヶ月に1回くらいは新しいものへアップデートしましょう。
SEOキーワードを更新することで、
- 新しいキーワードを発見できる
- 検索意図の変化に気づける
- SEO戦略を考えなおせる
といったメリットがあります。
世の中の流行やトレンドは変化し続けるので、SEO集客を成功するために常に最新情報を取り入れなくてはいけません。
また、くり返しキーワード選定をすると、キーワードの探し方や選び方が洗練されるので、よりレベルの高いSEO戦略を練れるようになりますよ。
まとめ:SEOキーワード選定は時間をかけるもの
この記事では、SEOキーワード選定のやり方について解説しました。
SEOキーワード選定のやり方
- メインキーワードを決める
- 複合キーワードを抽出する
- 検索ボリュームを調査する
- 不要なキーワードを削除する
- 記事執筆の優先順位を決定する
キーワード選定の作業は、時間のかかるもの。100キーワードを超えるような選定をするときには、1週間近くの時間が必要になることも珍しくありません。
とはいえ、SEOキーワードはWebサイト・ブログの戦略を立てるうえで超重要です。適切にキーワードを選べなければSEO集客はできないため、ぜひ時間をかけてじっくりと探してみてくださいね。
ちなみに個人ブログで収益化を目指す場合は、他にも必要なノウハウがたくさんあります。具体的なブログの稼ぎ方は下記記事でまとめたので、本記事と合わせてチェックしましょう。
ブログで月5万円を稼ぐ方法!0から収益化までの完全版ロードマップ!
今回は以上です。