この記事で解決できる悩み
- BGMをループさせたり長さを調整したい
- ループのつなぎ目から違和感をなくしたい
- Auditionの使い方が知りたい
本記事の信頼性
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お気に入りのBGMが動画の尺に合わなくて困ったことはありませんか?そんな時はBGMをループさせたり、長さを調整するのが一般的な対処方法です。
しかし、具体的に何をすればいいのか悩んでいる方も多いでしょう。
そこで、この記事ではPremiere Pro でBGMをループさせたり、長さを調整する方法を2つ紹介します。この記事の内容を実践するだけでBGM編集がかなり楽になりますので、参考にしてみてください。
また、まだお気に入りのBGMが見つかっていない方は、以下の記事で紹介しているサイトで探してみましょう。
参考記事>>【無料】動画編集におすすめのフリーBGMサイト12選!【素材の選び方も解説】

それでは本題に入ります。
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Premiere Proの使い方を学ぶならスクール・講座もおすすめです。わからないことがある度に検索するのは大変なので、興味のある方は下記を参考にどうぞ。
-
【2022年】Adobe Premiere Proを学べるオンラインスクール・講座7選!
Premiere ProでBGMのループや長さ調整をする方法2つ
Premiere ProでBGMのループや長さ調整をする方法は、主に2つあります。
- Adobe AuditionでBGMを編集する
- Premiere ProでBGMをコピー&ペーストする
結論から言うと、Premiere ProでBGMのループや長さ調整をするなら、AuditionでBGMを編集する方法が圧倒的におすすめです。
なぜ断言できるのか、その理由を解説します。
①そもそもAuditionとは?
Adobe Auditionとは、音声の編集に特化したAdobeソフトで、下記のような機能があります。
Adobe Auditionの機能
- 声の変更
- ボーカル抽出
- ノイズ除去する
- 音声のミックス
- 動画のBGM編集
- 特定の音のみ除去
- サウンドエフェクト
最大の特徴は、Adobe最先端技術による音声解析AIです。
Premiere Proと連携すればAIが自動的に音声・BGMを編集してくれるため、導入することで動画編集者の作業がかなり効率化されます。
②「BGMをコピー&ペーストする方法」を推奨しない理由
当サイトでは、Premiere ProでBGMをループさせたり、長さを調整する方法として「BGMをコピー&ペーストする方法」を推奨していません。
その理由は2つあります。
- 作業効率が悪い
- BGMに違和感が生じる
そもそも、「BGMをコピー&ペーストする方法」は簡単そうで意外にも大変です。
以下の4ステップが必須の工程となります。
BGMをコピー&ペーストする方法
- ループできそうなフレーズを探す
- BGMをコピー&ペーストする
- 不要な部分をカットして馴染ませる
- コンスタントパワーを適用させる
上記のとおり、気が遠くなるような作業です。
特に、ループさせるフレーズを探す作業はかなり時間がかかります。また、すべての工程が手作業になるため、「作業が終わった後に改めて聞いたら違和感があった」なんてケースも少なくありません。
Auditionは慣れたら2、3分でBGM編集ができるので、使わないのはもったいないですよね。

動画編集で稼ぐためには、いかに作業を効率化できるかがカギです。
③Auditionを使ったBGM編集は事前にインストールが必要
Auditionを使ってBGMを編集するためには、事前にソフトのインストールが必要です。
ほぼすべてのAdobeソフトを利用できるAdobe Creative Cloud(Adobe CC)に加入している場合はインストールするだけですが、Premiere Pro単体で購入している方は追加コストが発生します。

Audition単体の価格は32,736円(年)とかなり高額なので、追加で購入するのは厳しいところ…
そのため、Premiere Pro単体で購入している方は、この機会にAdobe CCの導入を検討しましょう。以下のAdobe認定スクールなら公式サイトのほぼ半額でPremiere Pro・Auditionの他にもたくさんのAdobeソフトが使えるようになるため、単品購入よりかなりお得です。
Adobe認定スクール
下記はPremiere ProとAuditionの2つを使うために必要な金額を比較した表です。
Premiere ProとAudition利用価格
Premiere Pro価格(年) | Audition価格(年) | 合計 | |
単体プラン | 28,776円 | 32,736円 | 61,512円 |
Adobe CC(公式) | 72,336円 | 72,336円 | |
Adobe CC(講座) | 39,980円 | 39,980円 |
講座について詳細は以下の記事を参考にしてください。
参考記事>>Adobe CCが安い!デジハリAdobeマスター講座の口コミ・評判は?
参考記事>>Adobe CCが格安!アドバンスクールAdobe講座の口コミ・評判は?
【Audition】Premiere ProでBGMのループや長さの調整をする方法
Premiere Proでは、Auditionを活用することで誰でも簡単にBGMをループさせたり長さを調整することができます。
主な流れは以下の通りです。
AuditionでBGMを編集する方法
- Auditionへ曲を移行する
- Auditionで曲を編集する
- Premiere Proへ書き出す
詳しく見ていきましょう。
①Auditionへ曲を移行する
まずはAuditionにBGMを移行します。
使用するBGMを右クリックすると以下の項目が表示されるため、「Adobe Auditionでクリップを編集」を選択してください。
すると、Auditionが自動的に起動します。
先ほどPremiere Proで選択したBGMが移行できているかチェックしましょう。
次に、AuditionでBGMを編集します。
②Auditionで曲を編集する
Premiere Proから移行したBGMを右クリックして、「マルチトラックに挿入」→「新規マルチトラックセッション」の順で進んでください。
すると、以下ウインドウが開かれるため、セッション名や保存先を入力しましょう。
赤枠以外の項目はこのままでOKです。
表示が以下のように変わります。
緑色のクリップをクリックすると画面右にメニューが開かれるため、その中から「ミュージック」を選択しましょう。
「ミュージック」の項目が表示されますので、いくつか設定を変更します。
ますは、「デュレーション」にチェックを入れてください。
次に、「リミックス」の項目にチェックを入れます。
最後に、「ターゲット」の項目を設定します。ここでは、BGMを合わせる動画時間の入力が必要です。
そのため、一旦Premiere Proに戻って、合わせたい動画の長さを確認しましょう。
その後、Auditionに数値を入力してください。
すると、クリップの分析が始まります。分析が終わるまで待機しましょう。
分析が完了するとAuditionによって自動生成されたBGMが表示されるため、試しに再生して違和感がないかチェックしてみてください。
③Premiere Proへ書き出す
最後に、Auditionで生成したBGMをPremiere Proに書き出します。
Auditionで作成したBGMを選択した状態で、メニューバーの「ファイル」→「書き出し」→「Adobe Premiere Proへ書き出し」の順で進んでください。
Premiere Proへの書き出し画面が開くので、ファイル名と保存先を入力します。
そして、
- セッションのミックスダウン先
- ステレオファイル
- Adobe Premiere Proを開く
の3つにチェックを入れて、「書き出し」をクリックしましょう。
すると、書き出しがスタートします。曲の長さによって時間がかかることもあるため、少し待機してください。
書き出しが完了すると、Premiere Proの画面に戻ります。
「Adobe Audition トラックをコピー」のウインドウが開かれますので、「OK」をクリックすればそのまま作成したBGMを挿入できます。

以上でBGMのループや長さ調整が完了しました!
完成したBGMを見ると、映像クリップと同じ長さになっていることが分かります。
このように、Auditionでは動画の長さに合ったBGMのループや長さ調整が簡単にできますので、ぜひ実践してみてください。
Auditionで編集したBGMを書き出して使いまわそう
ここまで、BGMのループや長さを調整する方法を解説してきましたが、Auditionで編集したBGMのみを書き出しをすれば使い回すこともできます。
やり方は簡単です。Premiere ProでBGMのみをタイムラインパネルに配置して、「ファイル」→「書き出し」→「メディア」の順でクリックしてください。
そして、書き出し形式で「MP3」を選べば、編集済みのBGMを書き出すことが可能です。
この手法は決まった長さの動画を作成する時に活躍するため、この機会に覚えておきましょう。
まとめ:Premiere Proで使用するBGMを編集するならAuditionがおすすめ

この記事では、Premiere ProでBGMをループさせたり、長さを調整したい時にAuditionを活用する方法を紹介しました。
AuditionでBGMを編集する方法
- Auditionへ曲を移行する
- Auditionで曲を編集する
- Premiere Proへ書き出す
上記の方法はPremiere Pro以外のソフトを導入する必要があるため、最初は腰が重いかもしれません。しかし、慣れれば圧倒的に作業を効率化させることが可能です。
動画編集の仕事は少し業務を効率化するだけで稼げる金額がまったく変わりますので、ぜひ実践してみてください。
また、今回紹介したAuditionの他にも、動画編集ではAfter Effects・Photoshop・IllustratorなどのAdobeソフトが活躍します。
Premiere Pro単体で購入している方は大きな機会損失をしている可能性がありますので、ぜひAdobe CCの導入を検討してみてください。
今回は以上です。